【6月14日】気持ちのバランス
- 公開日
- 2024/06/14
- 更新日
- 2024/06/14
校長のひとりごと
今日は定期考査(5教科)。1年生にとっては、中学生になって初めての定期考査でした。手応えはどうだったでしょうか?事前に、計画表も配られました。それぞれが計画的に学習に取り組めたかどうかを振り返り、次回にいかしてほしいと思います。また、テストが返却されたら、きちんとやり直しをしてどこが理解できていなかったかを確認し日頃の学習につなげてほしいですね。
今日はPHP「7月号」の特集「心を整える」からです。その中に、現在特に小学生を中心とした子どもたちに大人気の小島よしおさん(お笑い芸人)が寄稿されたものがありました。子ども向けの動画等も面白く大人気、そして様々なところでイベントやライブをされ、子どもたちだけでなく大人も含めて多くの方が押し寄せていると、先日はある番組で特集まで組まれていました。そんな小島さん、やたらと元気でハイテンションと思われがちですが、実はメンタルが弱く、人前に出ても緊張して失敗ばかりしていたそうです。しかし、メンタルは弱くても前には進みたい負けず嫌いな性格で乗り越えてきたと話されています。
そんな小島さん、小学生や中学生のお悩み相談もされています。そのことについて次のように書かれていました。
一つの考えを押しつけないようにしています。相談には本を読んで勉強したり、周りにも意見を聞いたりして答えつつ、最後は「僕はこんなふうに思うんだけど、君はどうかな?」と、問いかける形で回答をしめくくります。答えは一つではないし、一人の人の中でも変わるもの。その子にとっての正解と、五年後の正解も違うはずです。僕自身にも同じことが言えます。自分が正しいと思い込んで起こしてしまった失敗は、本当に多くのことを教えてくれました。
さらに、自分を振り返って次のように書かれていました。
相変わらず反省することばかりです。ニュース番組のコメンテーターの仕事でも、「ああ言えばよかった」はしょっちゅう。そのときはやはり落ち込みますね。でも、「言えなかったんだからしょうがない」と、早めに切り替えるようにしています。これは明石家さんまさんの言葉を教訓にしているからです。さんまさんいわく、「落ち込む奴は自分を過大評価しすぎなんや」と。「ああ言えばよかった」は、「自分は本当はうまく言える」という前提に立っているんですよね。でも実際は言えなかった。その自分をありのままに認め、受け入れることも大事だと思います。
負けず嫌いな「弱いけれどがんばる」僕と、ありのままを「しょうがない」と受け入れる僕。自分の中にある二つの気持ちのバランスを取ることが、僕にとっての「心を整える」方法かもしれません。
できない自分、思うようにいかない自分を大嫌いになったり、否定的にみたりしたことが私もあります。今でも、まだまだだなと思うことばかりです。でも、まだまだだからこそ、もっとたくさんのことを学び続けなければいけないと思いますし、「きっとできる!」「必ず乗り越えられる」と思いながら努力を続けなければと思います。
小島さんは、最後にこう言っています。
「失敗しては反省して、今の自分と向き合って、『じゃあ次は、どうする?』と考える。そうやってこれからも一歩一歩、すすんでいきたいと思います」