【6月20日】居心地
- 公開日
- 2024/06/20
- 更新日
- 2024/06/20
校長のひとりごと
昨日は3年生の進路学習会でした。私は出張のため出席できませんでしたが、たくさんの保護者の方に来ていただいたようです。ありがとうございました。これから、お子様がよりよい進路選択ができますよう、ご助言、サポート等いただきますようよろしくお願いします。学校の方でも、様々な進路情報を提供しながら、進めてまいります。また、高等学校等においても、オープン・スクールや学校見学などありますので、積極的に参加していただいて進路決定へ結びつけていただきたいと思います。
さて、教育新聞のコラム『不易流行』からです。
昭和40年代、都内のある公立小学校には標準服があり、衣替えは6月1日と10月1日と決まっていたという。その後、気温に合わせて各自が判断すると弾力化した。その頃から日本の気候が変化し始めていたのだろう。そして今、春に真夏日が出現したり、一日の気温差が大きかったりして衣替えに忙しい。花見を楽しみに来日した外国人観光客は半袖シャツにダウンジャケット姿。なるほど発想が柔軟だ。
今の時期は二十四節気でいうと「芒種(ぼうしゅ)」。昔の農家は田植えで忙しかった頃だ。季節の移ろいを味わうことのできる二十四節気だが、だんだん口の端に上らなくなってきた。最近は俳句作りが人気。季語とされてきたものにも実生活とのズレがある。心地よい季節が短くなり、四季が二季になりつつあるように感じる。
学校でも気候変動によって運動会や遠足など戸外で行う行事の時期を悩むようになった。またコロナ禍がもたらしたのが従来の固定・硬直した考えから脱した柔軟な発想。学校評価を基にさまざまな改善が図られている。
もうすぐ「夏至」。今年も猛暑が予想され、暑さ指数や体調を確認して体育や外遊びを考えるようになる。梅雨入り後は室内で過ごすことが多くなる。休み時間は子どもにとって貴重な時間。素の自分のままでいられる居心地の良い教室であってほしい。
私が過ごしやすいと感じる「春」や「秋」がここ数年、本当に短くなった気がします。先日も日本各地で「真夏日」となりました。この調子で暑くなると、これからどれだけ暑くなるのだろうと恐ろしくもなります。また、梅雨入りは遅かったのですが、毎年のように大雨による被害が出ていることを考えると、やはり大雨への早めの対策や準備が必要なのだと思います。
そして、コラムの最後に書かれている「素の自分のままでいられる居心地の良い教室」であってほしいし、居心地の良い学校にしたいし、居心地の良い地域であり家庭であってほしいと思います。そのために一人一人が優しさや気配りを忘れずに毎日を過ごしていきたいと思います。