【6月28日】感謝の凡事徹底
- 公開日
- 2024/06/28
- 更新日
- 2024/06/28
校長のひとりごと
プロの司会者である鹿島しのぶさんが書かれた『小さな感謝』という本の中に「“凡事徹底”がチャンスを引き寄せる」というところがあります。
鹿島さんは、「小さな感謝の積み重ね」がとても大切であると言われます。司会の仕事で様々な会場に行かれたときも、クロークやバックヤードで仕事をしている方々にも「ありがとうございます」と言うことを心がけているそうです。鹿島さんは、司会の仕事とは直接関係がないとしても、一緒に会場で仕事をしている人はすべて仲間だと思っている。そして、そんな繋がりの中で仕事をいただくこともあったそうです。一部、抜粋して載せます。
「凡事徹底」という言葉がありますが、何でもないようなあたりまえのことを徹底的に行うことを意味し、私は感謝するというのはまさにそうあるべきだと思っています。そもそも感謝とは、自分を振り返り、いかにたくさんの人の存在の上に成り立っているのかを自覚することから生まれる“あたりまえの感情”であることは、これまで書いてきた通りです。そのあたりまえのことを、日々徹底して、言葉にしたり、行動にしたりして示していくことが大切なのではないでしょうか。…(中略)…
感謝の気持ちの根底にあるのは、相手への敬意、リスペクトする心です。上下関係にとらわれず、性別や年齢に関係なく接すること、その姿勢が大切です。
人生を好転させたかったら、なんでもないような小さな感謝を凡事徹底し、積み重ねていくべきなのです。それを実践している人のまわりには、“信頼の輪”が広がっていきます。そして、その信頼の輪はさまざまなチャンスを引き寄せてくれるでしょう。
ひとりごとの中でも、著名な方々が「凡事徹底」の先に大きな成功や仕事を成し遂げてこられたことを紹介してきました。まさに、イチローさんの言葉、「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」ということだと思います。
本校でも、挨拶や掃除、時間を守るなど、当たり前のことを徹底して行っていくこと、すなわち凡事徹底を大切にするように取り組んでいます。また、様々な人やもの、ことに感謝することの大切さについても日頃からふれています。今回、鹿島さんから「感謝の凡事徹底」というものを教えていただきました。
小さなことへの感謝の積み重ね、ありがとうの積み重ねを大切にする。その積み重ねこそが、よい出会いを生み、そして、人生をよりよい方向へと導いてくれる…