【7月2日】頑張れ!ニッポン!!
- 公開日
- 2024/07/02
- 更新日
- 2024/07/02
校長のひとりごと
昨日、日本バレーボール協会は、パリ五輪の女子日本代表を発表していました。その中に、大利中学校出身の荒木彩花選手が選ばれていました。きっと選ばれるとは思っていましたが、当時少しでも関わった子がオリンピック選手になるなんて、本当に嬉しいです。当時、大利中女子バレー部顧問(現 御陵中男子バレー部顧問)の藤井隆史先生が、中学に入学してきた荒木さんを女子バレー部に誘ったことがきっかけでバレーを始めた荒木選手。きっと多くの人との出会いの中で人としても大きく成長し、努力し続けてきたからこその結果だと思います。藤井隆史先生に「よかったですね。おめでとうございます!」と連絡すると、「本人から、直接電話連絡もありました。パリには行けませんが、応援したいと思います。応援、よろしくお願いします!」と返事が返ってきました。自分の恩師の先生にきちんと連絡をする荒木選手、本当に素晴らしいと思います。ぜひ、みんなで応援していきたいと思います。荒木選手、本当におめでとうございます!そして、活躍を期待しています!
さて、今朝の西日本新聞『春秋』からです。
トラックの100メートルは陸上競技の花形種目だ。男子の世界記録は9秒58で日本記録は9秒95。時速37キロ前後のスピードで駆け抜ける。100メートルで9秒台、200メートルでは19秒台に迫った熊本市出身の末続慎吾選手はかつて「駆けっこナンバーワン決定戦。運動会のように楽しい」と話した。世界一を決める「運動会」の五輪や世界選手権で活躍し、44歳の今も走り続ける。先日あった日本選手権の男子100メートル決勝に出場した桐生祥秀選手を見て、その言葉を思い出した。高校時代から日本短距離界をけん引する桐生選手は10秒26の5位。パリ五輪は個人種目での出場は絶望的ながら、来年東京で開催される世界選手権など、新たな目標を口にした。
交流サイト(SNS)には「全力で走って負けた。スタートラインに立った時ワクワクした」。2017年に日本人で初めて10秒の壁を破り、近年はけがや体調不良に悩まされたスプリンターは充実感をにじませた。前日の準決勝後は幼稚園児の愛息と駆けっこを楽しむような28歳の父の顔も。「子どもが運動会で頑張っているので、大人は大きい運動会で頑張ろうという気持ちだった」。胸中は末続選手と同じなのだろう。末続選手が世界選手権男子200メートルで日本人初の銅メダルを獲得したのは2003年のパリだった。五輪は世代交代の歯車を回し、新しい物語を紡ぐ。それでも楽しむというスポーツの原点は不変だ。
私はテレビで、ちょうどこの男子100メートル決勝を観ることができました。久しぶりに桐生選手が出場しているのを見て、ワクワクしました。結果は5位(日本で5位でも素晴らしい!)だったかもしれませんが、ケガなどにも見舞われながらも現役で頑張り続ける姿は本当に凄いと感じます。
様々なスポーツの世界で、ケガや様々な困難を乗り越えながら、目標を高く持ち、努力し続ける選手たちに心から敬意を表します。「スポーツの力」って凄いです。見ている者に勇気を与えます。私たちに力をくれます。トップ選手の皆さんは「結果がすべて」というような思いでされているとは思いますが、私たちからすると、それまでの努力、全力で臨む姿に心から感動します。いよいよ今月から始まるパリ五輪。出場される皆さんの活躍と健闘を心から願います。
「頑張れ!ニッポン!!」