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【2月4日】可能性は無限大!

公開日
2025/02/04
更新日
2025/02/04

校長のひとりごと

 今朝は、大雪注意報等は出ていましたが、大野城市内では概ね通勤・通学等には支障がない状況のようです。今後も状況の確認等しながら、対応していきたいと思います。

 さて、『月刊朝礼(編集部)が本気で考えた朝礼ネタ』の「コンプレックスの生かし方を考えれば人生の可能性は広がる」からです。


 元バレーボール全日本選手の大林素子さんは、あるインタビューでこのように語っています。小学生のころ、長身をからかわれるいじめにあい、それがコンプレックスとなりました。その後は目立たないようにいつも下を向くようになったそうです。

 そんな大林さんの人生は、中学校でバレーボール部に入ることで変わります。よき指導者に出会い、着実に実力を付けていきました。高校時代には、全国大会のポスターのモデルにもなりました。そのときに初めて、胸を張って歩けるようになったということです。コンプレックスだった長身は、誇るべき長所となったのです。

 大林さんのように、コンプレックスに悩む人は多いものです。なかには、自分を否定し、夢や目標を諦めてしまう人もいるでしょう。しかし、別の視点から見れば、それらは長所であり魅力でもあるのです。

 まずは、今のままの自分を受け入れ、持っている力をどう生かせるか考えましょう。そうすれば、自分の人生が、まだまだ大きな可能性を秘めていることがわかるはずです。


 大林素子さんは、1988年ソウル、1992年バルセロナ、1996年アトランタの3大会連続でオリンピックにも出場し、エースアタッカーとして活躍されました。引退後も、スポーツキャスターや芸能活動などで幅広く活躍されている方です。上にもあるように、大林さんは小学校入学時から長身で、6年生のときには身長が170cmを超えていたそうです。小学校の時期、その長身を友達からからかわれ、一時はひきこもったり自死を考えるほど悩んだそうです。それでも中学生でバレーボールと出会い、「いつかきっと見返してやる!」と思い、粘り強く努力をされ、バレーの名門校に進み、全日本のエースになるまでになられました。自身のコンプレックス(劣等感)を最大の長所にされたのです。


 人にはそれぞれ、長所も短所もあります。そして、性格的なことでも身体的なことでも私を含め、コンプレックスがある人も多いと思います。「もっと私が○○だったら…」「私の○○が、○○だったら…」「○○さんみたいに、○○だったら…」と。でも、それがどうにもならなくて、悩んだり、落ち込んだりする。それが、短期の悩みではなくずっとそれが気になって仕方がない。自分に自信が持てなくて、劣等感にさいなまれ「どうせ私なんて…」とネガティブな気持ちになる。そのことで、前向きな行動ができずに、さらにイライラしたり、悩みが深くなったり…。

 しかし、自分は自分でしかありません。かけがえのない“私”です。限りない奇跡で生まれてきた“私”です。嫌な自分であっても、それを認めてくれる人がいます。愛してくれる人がいます。もちろん、改善したり努力して成長していかなければいけないこともあると思います。それでも“私”はかけがえがない大切な大切な“私”です。

 子どもたちも一人一人違います。違うからこそいいのです。子どもたちそれぞれが、自分の個性を生かしながら、夢や志をもって毎日を精一杯に生きていけるよう、私たち大人は援助し、支援していかなければと思います。だって、「可能性は無限大!」なのだから…。