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【3月6日】旅立ちの日を前に…

公開日
2025/03/06
更新日
2025/03/06

校長のひとりごと

 今日は、3年生の修了式でした。私の話は「かけがえのない命を大切にすること」そして「明日の卒業式を最高のものにするために」という2つの話をさせてもらいました。


 東日本大震災から来週火曜日で14年。その後も、大地震や大雨、山火事など様々な自然災害が起こり、多くの命、そして家や家族、当たり前の日常が奪われている。世界を見渡すと、自然災害はもちろん、戦争や紛争で罪もない人々の命までもが奪われる。生きたくても生きられない現実がある。そんな中でも私たちはこうして当たり前の日常を送ることができる、修了式を落ち着いてすることができる。

 私たちは、とてつもない奇跡でこの世に生を受け、たくさんの人や物のおかげで生きている。そのことに感謝をすべきではないか。だからこそ、かけがえのない命をこれからも大切にしてほしい。自分の命も他の人の命も大切にしてほしい。大切な命だからこそ、その命をいっぱいに使って、失敗していいから、様々なことにチャレンジし、成長し続けてほしい…

 

 最高の卒業式にするためには次の3つが大切…

①整然とそして凜とした態度

②15年分の感謝と成長、将来への決意が伝わるような呼名のときの「はい」の返事

③心を込めて歌う校歌や式歌

 220名の卒業生全員で創りあげる素晴らしい卒業式であってほしい。あたたかく感謝の伝わる卒業式にしてほしい。そのためにも、一人一人が主役となる呼名とその返事の瞬間は15年間で一番いい返事をしてほしい。後ろにいらっしゃる保護者や家族に伝わるような返事をしてほしい。心のこもった「はい!」を目の前で見ることが、聞くことができればきっと保護者の方も安心されるし、喜ばれる。

「生まれてきてくれてありがとう」

「今まで生きていてくれてありがとう」

「頑張ってくれてありがとう」

「これからもずっと応援してるから…」

 きっと、そんな「思い」をもたれるから…。そう話しました。

 これまで様々なことに一生懸命に取り組み、成長を続けてきた3年生ならきっとやってくれます。そう信じています。明日は、来てくださる来賓の皆様、保護者や家族の皆様とともに、旅立ちの日を迎える子ども達をあたたかく送り出したいと思います。

 この文章をつくりながら、少しさみしい思いがします。3年生、素敵だったな…、かわいかったな…、素晴らしかったな…、かっっこよかったな…、そんな思いが湧き上がってきます。

 3年生の皆さん、中学校生活最終日を仲間と共に噛みしめながら、素敵な一日にしましょうね!