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【3月8日】“おめでとう”…そして“ありがとう”

公開日
2025/03/08
更新日
2025/03/08

校長のひとりごと

 昨日、第54回卒業式が終わりました。式終了後、来賓の方や保護者の方にこんな言葉をかけていただきました。

「感動的な式でした!」

「立派な式でした!」

「とても素敵な卒業式でした!ありがとうございました!」…

 子どもたちのことが誇らしく、たいへん嬉しい気持ちになりました。


 呼名の途中から涙が止まらなくなった先生がいました。涙を必死でこらえる先生がいました。それを微笑ましく見守る子どもたちがいました。担任の先生の思いのこもった呼名に、感謝や成長、未来への決意が伝わってくるような魂のこもった「はい!」という返事をしていた子どもたち。本当に素晴らしかった。

 そして、聞く姿勢のよさや凜とした態度もまた素晴らしかった。私は「式辞」のとき、子どもたちを見渡しながら、一言一言に心を込めて伝えました。そのときの子どもたちの真剣なまなざしと潤んだような瞳に、思わずこみ上げてくるものがありました。

 現生徒会長、竹之内凜さんの「送辞」は、後輩たちに立派な姿を見せてきた3年生の先輩への憧れと敬意にあふれたものでした。

 そして、前生徒会長の宮﨑龍史さんの「答辞」。3年間を振り返りながら、優しくかつ力強く読んでいる宮﨑さん。その後半、宮﨑さんの目からは、涙が止めどなくあふれてきたのです。それでも宮﨑さんは、必死で思いを伝えました。目の前にいた私がその姿に感動し、目頭が熱くなったのは言うまでもありません。

 式歌「群青」では、泣いている子どもたちもたくさんいましたが、それでも最高の仲間と共に歌う最後の合唱に様々な思いを込めながら一生懸命に歌っていました。子どもたちの思いのこもった合唱に感動し、涙を流されている保護者の方々がたくさんおられました。合唱が終わると自然と、拍手がわき起こりました。もちろん、中学校最後の校歌もとてもよかった…。

 保護者代表の挨拶が終わり、いよいよ退場。担任の先生へ、「大好きです!」「1年間、ありがとうございました!」などのメッセージを子どもたちが大きな声で伝え、退場していきました。本当に立派な、そしてあたたかく素敵な卒業式となりました。これもご家庭でたくさんの愛情を注ぎ、支え励まして下さった保護者の方々のおかげです。地域で子どもたちを支えてくださった方々のおかげです。そして、子どもたちに寄り添い、励まし、支援してきた先生方のおかげです。子どもたちに関わってくださったすべての皆さんに感謝します。

 そして、「頑張ることは素晴らしい!一生懸命はかっこいい!」を身をもって教えてくれた子どもたち。どんなときも優しくてあたたかい子どもたち。素直で真っ直ぐで笑顔の素敵な子どもたち。何にもしていない私にも「校長先生、写真一緒に撮ってください」とか、「校長先生、お世話になりました。高校でも頑張ります!」などと言ってくれる子どもたちの何とかわいいことか…。

 そんな素敵で素敵で素敵な子どもたちに心から感謝します。出会いに感謝します。これからも、輝く未来に向かって、それぞれの道で活躍してくれることを心から願っています。卒業、本当におめでとうございますm(_ _)m


 3年生の保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。こんなにも純粋で素直で優しい子どもたちに出会わせてもらって感謝します。それぞれの道に進んでいく子どもたちは、これからも悩んだり迷ったりすることもあると思いますが、これまで通り、保護者の方がいつもどんなときでも、子どもたちの一番の理解者であり、一番の応援者であってほしいと願います。

 最後に…これまでの大野東中学校の教育活動へのご理解とご協力、本当にありがとうございました。これからも大野東中学校をあたたかく見守っていただけると幸いです。