【4月7日】環境が変わることは…
- 公開日
- 2025/04/07
- 更新日
- 2025/04/07
校長のひとりごと
本日は令和7年度の赴任式そして、1学期始業式でした。中堅学年で“先輩”となる新2年生、最上級生として「学校の顔」となる新3年生…きっと「期待」と「やる気」に満ちあふれているだろうと思います。始業式の中で話をさせてもらいましたが、もちろん、新しいクラス、新しい先生方との出会いに“不安”を感じているかもしれません。ですが私はこう言いました。
「環境が変わるということは、また大きく成長できるチャンスです。新しい出会いとともに、新たな友達や先生からたくさんのことを学べるチャンスです。『仲のよかった友達と離れて不安』とか、『せっかく前の担任の先生に慣れたのに…』とか、マイナスの気持ちにならずに、新しい出会いをプラスにとらえていく。“気持ちの持ちよう”できっとよい方向になります」。
教員生活38年目に突入し、たくさんの子どもたちと出会い、多くのことを経験させていただくなかで改めて思います。
子どもたちは、どこまでも成長します。私たち大人の想像をはるかに超えるぐらい伸びていきます。それは、子どもたち自身でも想像できないくらいの成長です。ですから、「志」をもって、「凡事徹底」をしながら、様々なことにチャレンジしていく。失敗しても、その失敗を糧にして力にしてまた次のチャレンジをする。落ち込んだり、不安になったりしても、また「しなやかな心」で立ち上がる。それと同時に、周りへの優しさや「目配り・気配り・心配り」も大切にしながら、人間力を磨いていく。誰かのため、周りのために頑張ることができる、努力することができる。そうして様々な場所で「貢献」していく。そんな「自律貢献」の姿を目指し、伸びていってほしい…そう願います。
始業式終了後、「2年生・3年生の担任・副任の発表」をしました。先生方が前に並ぶと、子どもたちは目をキラキラさせながら「いよいよだ!」というような表情で、私の発表を待っていました。
「まずは、2年部の先生方を…」
と、言おうとしたのですが、
「まじゅは…」
と噛んでしまった私…。
「『まじゅは…』と噛んでしまいました。私まで何だか緊張してきました…」
と言うと、あたたかく笑ってくれた子どもたち。
「それでは改めて、2年部の先生方から発表します。2年1組担任…、2年2組担任…」
先生方の名前を発表するたびに、子どもたちからは歓声がわきました。そして、子どもたちは、一人一人の先生に、笑顔で温かい拍手をしてくれるのです。私は「何て優しくて素晴らしい子どもたちなのだろう…」と、感動するとともに、自然と私まで笑顔になりました。
大野東中の子どもたちは、本当に素敵です。素直で優しくてまっすぐで…いつも私は感動させられるとともにあたたかい気持ちにさせてもらっています。明後日、新入生が入学し、3学年そろって、これからどんな素敵なドラマが待ち受けているのかと改めて楽しみになりました。そして、子どもたちが輝く姿、頑張る姿を今年度もたくさん見たい!、そう思いました。
私たちは、とてつもない奇跡でこの世に生を受け、たくさんの人のおかげで生きている。生かされている。そして、私たちの目の前にいる子どもたちには「無限の可能性」がある。子どもたちが、「きっとできる!いつかできる!絶対できる!」、そういう気持ちで、失敗をおそれず、様々なことに「チャレンジ」して、自分の可能性をさらに広げてほしいと心から願います。素敵な子どもたちを目の前に、先生方もさらにやる気になっています。
今年度も「チーム大東」で、子どもたちの笑顔と未来のために頑張ります!保護者の皆様、地域の皆様、どうぞご理解とご支援をよろしくお願いしますm(_ _)m