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【4月15日】子どもたちの“笑顔”っていい!

公開日
2025/04/15
更新日
2025/04/15

校長のひとりごと

 1年生では2時間目に「学級目標づくり」が行われていました。自分たちが目指す学級について全員で考え、覚えやすくてキャッチーな言葉をみんなでつくりあげていました。きっと土曜日の授業参観には、各教室に掲げられているのではと思います。また、3、4時間目は「学校探検」として、担任の先生が子どもたちを連れて、各教室の位置や入室のマナーなどについて説明しながら、楽しそうに校内を回っていました(写真上は1年1組の子どもたちです)。

 2、3年生では、各教科最初の授業「オリエンテーション」として、それぞれの教科の学習の進め方や家庭学習の仕方などについて、プリントなどを使いながら各先生それぞれのスタイルで行われていました。数学科の空閑先生は「数学の意義やSDGsとの関連について」、社会科の萩尾先生は「大坂・関西万博について」、英語科の小田先生は「私が家で楽しみにしていること」、数学科の香川先生は「家族のことや学生時代のこと」などについても語られ、子どもたちは目をキラキラと輝かせて先生たちの聞いていました(※写真中・下は3年7組数学科 香川先生の授業の様子です)。これからの授業がますます楽しくなりそうです(^^)

 授業というものは先生方が一方的に進めるものではありません。今、一番言われているのが「学習者(子ども)主体の授業」「子どもたちの主体的な学びを重視した授業」です。これから、先生方と子どもたちがしっかりとコミュニケーションをとりながら、様々な手立てを使って、子どもたちが主体的に学び、将来へ向けてよりよく生きていく力を身に付けることができるようにしていきたいと思います。

 今週土曜日には、授業参観、学級懇談、学年総会を予定しています。たくさんの保護者の方に来ていただき、お子様の様子とともに、先生方の様子や話も聞いていただければと思います。どうぞ、よろしくお願いしますm(_ _)m


 さて、昨日は、熊本、大分両県で278名の方が亡くなられた2016年の熊本地震の「前震」から9年を迎え、各地で追悼の催しが行われていました。今朝の西日本新聞の記事からです。


 熊本県主催の追悼式前には遺族同士の交流の場が設けられた。それぞれが心境を語り合ったといい、当時30歳の弟を亡くした40代男性は「やっとスタートラインに立てた」と前を向いた。式には遺族ら20人が参列し、記念碑に献花。木村敬知事は「県民が安心して暮らせる熊本を築いていくことを誓う」と述べた。

 観測史上初めて震度7を2度観測した同県益城町では夜、復興へのメッセージが書き込まれた竹灯籠500個に灯がともされた。自宅と勤務先が全壊した同町の理容師吉本洋子さん(72歳)は、2歳のひ孫らと参加。「熊本地震を知らない世代に体験を伝えていきたい」と話した。熊本地震は14日に前震、16日に本震が発生。熊本県内で家屋約4万3千棟が全半壊し、最大約4万7800人が仮設住宅で生活した。主要インフラはほぼ復旧を終え、被災の記憶の継承が課題となっている。


 熊本地震のとき、福岡でもかなりの揺れがあり、驚きました。そして、被害状況がわかるにつれ、「地震」というものをとても身近に感じ、決して他人事でなく自分事として考えるようになりました。

 地震や大雨などによる自然災害は、いつ、どこで起きてもおかしくない。だからこそ、準備や備えを日頃からしっかりしておくことがいかに大切であるかを知りました。「校長のひとりごと」で何度も、自然災害のこと、防災や減災、備えのことなどにふれてきました。改めて、命の大切さを感じるとともに、災害を通じ私たちが学んできたことを継承しつつ、一人一人がしっかりと「備え」をしておくことを考えるべきだと思います。

 子どもたちがこれからも“笑顔”でいられるように、私たち大人ができることをしっかりと取り組んでいかなければと思います。

 最後に…熊本地震で亡くなられた方への追悼の意を捧げます。


[ひとりごと 第997号]