【4月19日】飛ぶためには?
- 公開日
- 2025/04/19
- 更新日
- 2025/04/19
校長のひとりごと
遠越段さんという方の著書『すごい名言100』の「逆境が人を磨き上げてくれる」からです。
「飛ぶためには、抵抗がなければならない」[マヤ・リン(芸術家/アメリカ)]
古今東西の偉人たちは、口を揃えて言う。飛躍するためには、苦労と苦難の経験がいる、と。まずは、夢に向かって挑戦する。動く。そして障害や抵抗に必ずぶつかるが、それをきっかけにして、飛び上がるチャンスをつかむのだ。
シェイクスピアの言葉。
「逆境が人に与える教訓ほど麗(うるわ)しいものはない」
サン・テグジュペリの言葉。
「犠牲とは、おまえをなにものからも切断することなく、逆にお前を富ませるものだ」
勝海舟の言葉。
「世の中は平穏無事ばかりではいけない。少しは不平不満とか、騒ぐもののあるほうがよい」
西郷隆盛の言葉。
「人は何度も辛酸(しんさん:辛く苦しいこと)を経験してから初めてその志が固まってくるのだ」
吉田松陰の父は松陰が獄に送られるときにこう言った。
「一時の屈は、万世(ばんせい:永遠)に伸びていくためのものだ。どうして嘆き悲しむことがあろうか」
と。太宰治の言葉。
「笑われて、笑われて、つよくなる」
すべて、心に響くいい言葉だ。励まされるではないか。
私は小さい頃から、母によく言われた言葉があります。
「苦労は買ってでもしなさい!」
私は心の中で、できれば苦労はあまりしたくないなと思っていました。ただ、生きていれば、買ってまではしたくない苦労や困難、大きな壁にぶつかります。そのときは苦しかったり、きつかったりして、逃げ出したくなることもあります。しかし、逃げるわけにもいかず、何とか努力し、チャレンジしていくことで乗り越えてきたことがたくさんあります。もちろん私は、「失敗」もたくさんしてきました。それらの経験こそが、自分自身を成長させ、今につながっていると思います。皆さんにもきっと、そんな経験がたくさんあると思います。
子どもたちの中には、私と同じようにできれば楽をしたいとか、きついことは避けようとする子もいるだろうと思います。だからこそ私たち大人は、「チャレンジすることの素晴らしさ」「失敗や困難こそが大きな学びになること」「小さな積み重ねこそが大きな力、成長につながっていくこと」などを、自分自身の経験も含めて伝えていくことが大切だと思います。そして、子どもたちがチャレンジできる環境を少しでもつくり、失敗してもまた立ち上がり前に進めるよう、支援していかなければと思います。
※先ほど授業の様子を見に行くと、すべての学年の子どもたちが一生懸命にそれぞれの授業に取り組んでいました。1年生の保健体育の授業(写真上)では元気な声で活動したり、理科の授業(写真下)では、担当の日髙先生が「とても積極的に手を挙げてくれるんですよ!」と感心されるほど意欲的な姿でした。これからも、意欲的にそして主体的に学習に取り組んでほしいと思います。
保護者の皆様、今日は13時20分から、「授業参観」「学級懇談」「学年総会」です。たくさんの方のご来校をお待ちしておりますm(_ _)m
(ひとりごと 第1001号)