【4月24日】ありがとう
- 公開日
- 2025/04/24
- 更新日
- 2025/04/24
校長のひとりごと
歯科医師、多保学(たぼまなぶ)さんの著書『1億円かけて学んだ成功する人がやっていること』の「『ありがとう』をもらっている」からです。
わが家では、子どもたちに「『ありがとう』をもらう達人になりなさい」と教えています。人から「ありがとう」と言ってもらえるようなことが何かできないか、常に考えて行動できる人になってほしい、との願いからです。
そして、「ありがとう」をもらう達人になったら、次は「『ありがとう』を言える達人になりなさい」と言っています。これは、自分のために何かをしてくれる人たちへの感謝の気持ちを忘れないようにし、常に謙虚を保ちなさい、ということです。
子どもたちと一緒にお風呂に入るときはいつも、今日は「ありがとう」を何回言われたか、そして「ありがとう」を何回言えたかを聞いて、意識させるようにしています。
なぜ、こんなことを教えるかというと、「ありがとう」の数は信用に繋がるからです。そして、その信用こそがお金に繋がります。大事なことですが、この信用=お金なのです。ビジネスでも、世の中に大きなインパクトを与えることで「ありがとう」の数を多くもらえる人が成功しています。
例えばラーメン屋さんであれば、おいしいラーメンを提供した数だけ顧客から「ありがとう」と言ってもらえます。お店が1店舗だけなら、1日にもらえる「ありがとう」の数は限られます。しかし、チェーン店やフランチャイズなどを展開すれば、よりたくさんの「ありがとう」をもらうことができます。結果として、その分だけ信用が貯まり、お金がその人に返ってくるのです。
私の周りの成功者は皆、このようなたくさんの「ありがとう」をもらう仕組みを築いています。そして、どんなに些細なことでも、また自分より下の立場の人に対しても、例外なく「ありがとう」と言います。これは常にどんな人に対しても感謝を忘れずに謙虚でいる証拠です。その結果、多くの人がついてくるのだと思います。あなたも今日から、「ありがとう」をもらう達人、「ありがとう」と言える達人になることを意識してみてください。そうすれば、きっと自然に成功者マインドができてくるはずです。
皆さんは、お子様にどんなことを望まれていますか?
それぞれに望まれていらっしゃることは違うと思います。が、私は、人に感謝ができる人、きちんと「ありがとう」と言える人、そして人を大事にして人のために頑張る人、社会のために役立つ人になってほしいと多くの方が願っていらっしゃるのではないかと勝手に思っています。私はこのひとりごとの中でも、何度も「感謝」「感謝力」「『ありがとう』の言葉」「利他の心」などについて取り上げてきました。やはり、当たり前のことであっても小さなことであってもそれに気づき感謝できる人でありたいと思います。それをきちんと言葉にできる人でありたいと思います。「感謝されよう!」と思って何かに取り組んだり仕事をしたりするわけではないかもしれませんが、やはり、自分自身の頑張りや努力によって、人から感謝される、認めてもらえる、誰かが笑顔になったり幸せになったりするとこれほど嬉しいことはありません。
私は今年の4月にも「『ありがとう』が溢れる学校にしよう!」と子どもたちに話をしました。互いに、思いやりをもちながら、様々なことに一生懸命に取り組むことができたら、そしてみんなが感謝の気持ちを常に持ち続けて日々過ごすことができればきっと、笑顔溢れる学校になっていくと思っています。そしてそれは、私たち大人の世界がまずはそうでなければならないと思います。単に、「ありがとう」を言えばいい!ということではもちろんありませんが、日頃から謙虚に、素直に、人を大切にする気持ちを持ち続け、日々の仕事にもしっかりと取り組んでいけたらと思います。
たくさんの方の「おかげさま」で私たちの「今」があるのですから…
(ひとりごと 第1004号)