【5月19日】ほめ言葉
- 公開日
- 2025/05/19
- 更新日
- 2025/05/19
校長のひとりごと
アメリカの著述家であるジェリー・ミンチントン氏の著書『THINK BETTER(うまくいっている人の考え方)』の「感謝の言葉やほめ言葉はすぐに口にする」からです。
残念なことに、私たちは「いつかいいタイミングが訪れるだろう」と考えて、感謝の気持ちを先延ばしにする傾向がある。しかし、それはよくない。感謝の気持ちをすぐに伝える習慣を今日から身につけよう。
自分がどれだけ感謝しているかを、大切な人に伝えよう。誰かが支えてくれたり、親切にしてくれたりしたら、その人に感謝の気持ちを伝えよう。その気持ちを心の中に秘めていてはいけない。あなたが感謝の気持ちを伝えれば、相手だけでなくあなた自身もいい気分になるはずだ。
感謝の気持ちだけではない。誰かがいい仕事をしたときは、それを本人に知らせよう。何かが得意な人はそれを自覚しているはずだから今さらほめたところで意味がない、とあなたは思っているかもしれない。しかし、能力、技術、熟達度に関係なく、どんな人でも「いい仕事をしましたね」と言われるのが好きなのだ。人々は自分の価値を認められれば、すでに名人の域に達している人でも、「よし、もっとがんばろう」という気持ちになるものだ。人をほめることについて大切なことを書いておこう。
◆ほめ言葉は、いつでもどこでも口にすることができる無限の資源である。
◆相手に感謝の気持ちを表現することで、自分が寛大な気持ちになれる。
◆自分が評価されていることを知っていても、それを誰かから言われることで向上心をさらにかきたてられる。
最後にひとこと。ほめ言葉は誠実なものでなければならない。不誠実なほめ言葉はすぐに見抜かれる。
感謝を伝えること、相手を認めそれをほめること…とても大切だと私も思います。そしてそれはできるだけ、その時にすることが大切なのだと改めて思います。「そのうちに…」と思っていて、結局言うタイミングを失ったり、いつの間にか忘れていたりすることもあります。やはり、感謝されたり認められたりすることは、とても嬉しいことですし、次への意欲にも繋がります。
そう考えると、子どもたちに関わることができる私たちの仕事は余計にそのことを意識しておくべきです。そしてそのためにも、できるだけ多く関わり、よく見ておくことが大事です。さらには、そういうことに気付く感性をもっておくことが大切です。
子どもたちの具体的な行為や行動、言葉に対して、「ありがとう」「○○が、すばらしいね!」「○○できるなんて、すごいねぇ~」「こんなに難しい○○がよくできたね!」「…がんばったね!」…などの言葉を、その場面その場面で具体的に伝えていかなければと思います。
子どもたちだけでなく、人は「ほめられる」「認められる」「感謝される」ことは、とても嬉しいことですし、有り難いと思います。私自身がそのことをさらに意識していきたいと思います。
最後に…ミンチントン氏の「ほめ言葉は…無限の資源である」という言葉が、とても心に残りました。
※さあ、明日は「第55回体育祭」です。たいへん暑くなりそうですが、その暑さに負けないくらいの情熱で、子どもたちは取り組むはずです。きっと、子どもたちの輝く姿、素晴らしい姿をたくさん見ることができます。本当に楽しみです!
保護者の皆様、地域の皆様、あたたかい応援、よろしくお願いしますm(_ _)m
(ひとりごと 第1019号)