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【6月4日】あなたの心は?

公開日
2025/06/04
更新日
2025/06/04

校長のひとりごと

  ジェリー・ミンチントンの『THINK BETTER(うまくいっている人の考え方150)』の「心の持ち方を変える」からです。


 人生がうまくいっていないように思える時期は誰にでもある。しかし、あまりにも頻繁にそういう経験をするなら、心の持ち方を調べる必要がある。思考の質は人生の質に影響を及ぼす。心について知っておくべき重要な事実を紹介しよう。

◆あなたの心は、特定の方法で考えるようプログラムされている。心はコンピュータのようなものだ。たとえ気づいていなくても、あなたに最も影響を与えた人たちは、あなたの幼少期にプログラムを開始した。その結果、あなたは教え込まれた考え方を吸収したのだ。

◆あなたの心は、従来どおりに考える傾向がある。同じように考え続けると、脳の中に一定の思考回路ができ、今後もそれに沿って考えるようになる。その結果、ネガティブな人はずっとネガティブなままで、さらに不公平を抱くことになる。いっぽう、ポジティブな人は、状態が悪化しても人生のいい面を見る。

◆あなたの心は、プログラムし直すことができる。たとえ不正確なことでも、何度も繰り返し教えられた考え方を信じるようになるが、心をポジティブにプログラムし直せば、人生の多くの面を改善できる。


 小さい頃からの環境や、自身の経験、様々な人との出会いの中で、自分の考え方を身につけ生きてきています。これはこれでとても大切なことです。ただ、社会の変化にも対応しながら、様々なことを学び続け、考え方等をアップデートする必要があります。もちろん「不易(ふえき:いつまでも変わらないこと)」もあると思います。

 また、このひとりごとでも何度も出てきた「心の持ちよう」によって、物事の捉え方、感じ方は大きく変わってきます。物事を前向きにとらえるのか、後ろ向きに考えるのかでそのあとの行動がまったく変わってくることもあります。私たちは、しっかりとした「志」を持ち、常に謙虚に学び続け、「柔軟に」そして「しなやかに」生きていくことがとても大切なのだと私は思います。


 昨日、「ミスタープロ野球」こと、長嶋茂雄さんがお亡くなりになられました。長嶋さんはファンをとても大事にされ、魅せる野球をして多くの人に感動を与えてこられました。そして何より、選手として、監督として、一人の人間として、常に明るく前向きな気持ちで何事にも取り組んでおられたと、関わった多くの方がおっしゃっていました。まさに考え方、気持ちの持ちようが素晴らしいことがわかります。ですから、たくさんの記録と記憶に残るプレー、そして数々の素晴らしい名言を残されたのだと思います。

 長嶋茂雄さんのご冥福を心よりお祈りいたします。


(ひとりごと 第1030号)