【8月26日】夢
- 公開日
- 2020/08/26
- 更新日
- 2020/08/26
Kのつぶやき
今日2年生は総合的な学習の時間に、キャリア教育の一環として「進路学習」を行っていました。「公立高校と私立高校の違い」や「進学先を決定していくポイント」などについての学習に取り組んでいました。「まだまだ高校進学なんて先のこと」と思っていた2年生も、もうすぐそんな時期がやってくるのかと改めて思ったかもしれません。すでに将来の夢をしっかりと持ち、中学卒業後の進路について考えていた人もいるでしょう。あまり将来について考えることもなく過ごしていた人もいるかもしれません。これからたくさんの情報を得ながら、たくさんの人に相談し、最終的には自分自身で進路を決定してほしいと思います。何より、夢や目標をもって日々の生活を充実させてくれたらと思います。
ちなみに、私は中学生のときには2つの夢がありました(以前どこかに載せてたような気もしますが・・・)。その2つの夢に行き着くまでにもたくさんの夢がありました。保育園(5年間行きました)に通っていた頃は「仮面ライダーになること」、小学生になると、とても勉強のできる友達の影響で「東大(東京大学)に行くこと」(初めて「東大」と聞いたとき、「灯台」と勘違いして「海が好きなんだね」と言って友達に呆れられました)、そして、父親の友人のお寿司屋さんに行ったときの威勢のいい「いらっしゃい!」の言い方がとてもかっこよく「板前になりたい」と憧れを持ちました。家業「藤井商店」の社長?になり、世界各地に店をオープンしたいとも思いました。「赤い疑惑」というテレビドラマの影響で「医者になってたくさんの人を救いたい」とも・・・。
そんな数々の夢を経て私は中学生になりました。1つ目の夢は「歌手になること」でした。影響されたのは「松山千春さん(現64歳)」でした。その当時の人気歌番組にコンサート会場からギター1本で弾き語りをされていました。私にとっては衝撃的でした。ギターの弾き語りができるようになりたい。そして、聴いている人を感動させる歌手になりたいと私は思いました。親にギターをねだり数ヶ月後、念願のギターを買ってもらいました。それから、毎晩ギターの練習ばかりして「歌手」になることを夢見ていました。
もう1つの夢は「金八先生」の影響、そして自分に関わってくださった先生方のおかげで「中学校の教師になること」でした。それから高校、大学と、私はこの2つの夢を持ち続けながら生活しました。最終的には、「中学校教師」という道を選びました。教育実習に行ったときに、とても大変な仕事だけどやりがいのある素敵な仕事だと感じたからです。実際、採用され赴任した学校では自分の思い通りにいくはずもなく、夢見ていたことと現実の違いに思い悩み「辞めたい!」と思ったこともありましたが、素敵な子ども達、そして保護者の方々のおかげで今に至っています。
夢や目標を持つというのは、とても大事なことだと思います。頑張るための「原動力」となります。周りの大人は、子ども達の無限の可能性を信じ、子ども達が夢や目標を持ちその実現へ向けて頑張れるよう支援することが大切だと思います。
御陵中学校が目指している夢は、「自律貢献〜夢の実現へ向けて、やり抜く力と豊かな人間性を身につけ、地域・社会に貢献できる生徒の育成〜」ですので、これからも保護者の皆様、地域の方々と力を合わせ、その実現へ向けて様々な取組を行いながら、しっかりと頑張っていきたいと思います。