【8月27日】私を救う言葉
- 公開日
- 2020/08/27
- 更新日
- 2020/08/27
Kのつぶやき
西日本新聞に薬剤師の方の以下のような投稿が載っていました。
新型コロナ。一向に収まらない感染者数にどうすればいいのか心がすくみそうです。
先日、患者さんから
「コロナ怖くないですか?」
と尋ねられ一瞬戸惑いました。
「仕事中は忘れています」
と答えました。朝、白衣を着て消毒を始めながら毎日その日の覚悟ができています。コロナ以外の大勢の患者さんを前にして恐怖は吹き飛んでいます。やるべきことをやり続ける。それが毎日の仕事です。
先ほどの患者さんが帰り際に言われました。
「こんな状況の中でも仕事をされることに感謝します。頑張ってください。ありがとうございます」
あなたのその言葉が私を救ってくれます。こちらこそありがとうございます。今日もその心に添えるよう頑張ります。
この瞬間にも自分の「命」をかけて、人の「命」を救う手助けをしている方がたくさんいることを私たちは忘れてはいけません。「自分が感染するかもしれない」という恐怖とも戦い、それでも前を向いて使命感をもって仕事をしてくださっている。自分の仕事に「誇り」をもち、ひたむきに取り組んでくださっている。心から尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。また、そのことに気づき感謝の言葉を伝えてくださる素敵な方がいる。日本人は、「ありがとうございます」という素敵な言葉をもっています。「頑張ってください」という励ましの言葉と共に、感謝の言葉をきちんと伝えることも大切なのだと思います。
朝からこの投稿を読ませていただき、人間の素晴らしさを改めて感じ、心が洗われるようでした。時々、感染された方や医療従事者の方などへの「誹謗中傷」についてのニュースなどを目にすることがあります。それを見るたび、聞くたびに胸が痛くなります。悲しい気持ちになります。それは、人間の弱さ・醜さの部分なのかもしれません。しかし、人間はそれらを乗り越える力があります。コロナ禍の中、厳しく苦しい状況が続いていますが、本当の意味での思いやりの心をもって私たちは生活していかなければならないと思います。そして、感謝の気持ち、感謝の言葉、感謝の行動が一人一人への勇気や元気となり、明るい未来へと繋がっていくのだと思います。