【8月31日】やればできる!
- 公開日
- 2020/08/31
- 更新日
- 2020/08/31
Kのつぶやき
8月29日東京都特別水泳大会で、池江璃花子選手が50m自由形に出場し、目標としていたインカレ(日本学生選手権10月実施予定)参加標準記録を上回る26秒32という結果を残しました。泳いだ組では1位、全体でも5位という素晴らしい記録でした。
白血病公表後、治療が始まってから池江選手は「思ってたより、数十倍、数百倍、数千倍しんどいです。三日間以上ご飯も食べれてない日が続いてます。でも負けたくない。」とSNSで発信していました。「でも負けたくない」とはあるものの、その後のあまりの痛みや苦しさに、死を考えるほどのつらいものだったとのことです。そんなどん底の状態から、復帰するまでの時間を考えれば、今回のこの泳ぎと記録は本当に驚異的なものだと思います。池江選手は、レース後プールに一礼し、引き上げる際には涙を流していました。その映像を観ながら、ここにたどり着くまでにどれだけ悩み苦しみ、そして努力し乗り越えてきたことだろうかと思い、胸がジーンとしました。
池江選手は「ああ、本当に戻って来られたんだなって気持ちにもなりましたし、自分のことだけど感動しました。第二の水泳人生の始まりかなと思います。パリ五輪に向けて体を戻していければというのが自分のモチベーションになっています」と語っていました。レース前には、「不安な毎日が続いているので、病気と闘っている方やいつも応援してくれる方々に、私のレースを見てポジティブな気持ちを持ってもらたら」と言ってましたが、多くの人に「やればできる!」「止まない雨はない!」という強いメッセージを伝えてくれたのだと思います。池江選手に心から称賛の拍手を送ります・・・