【9月1日】防災の日
- 公開日
- 2020/09/01
- 更新日
- 2020/09/01
Kのつぶやき
大型で非常に強い台風9号が東シナ海を北上しています。現在、中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径200キロ以内は風速25メートル以上の暴風となっているとのことで、大野城市でも明日以降の影響がとても心配されます。くれぐれも被害等出ないように願うばかりですが、何より子ども達の命と安全を守るための対応をしていきたいと思います。
さて、本日9月1日は、「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」こととして制定された「防災の日」です。1923年に起きた「関東大震災」の日に、ちなんでということです。
関東大震災は、1923(大正12)年9月1日、11時58分神奈川県西部を震源とするM(マグニチュード)7.9の地震、12時1分東京湾北部を震源とするM7.2の地震、12時3分山梨県東部を震源とするM7.3の地震、三度の巨大な揺れが続けて発生した「三つ子地震」であったことが、後の研究で判明しました。最大震度7の大きな揺れ、そして各家庭で昼食の準備のため火を使用していたことによる火災で、大変な被害となりました。台風接近による強風や火災旋風(大きな火事による竜巻状の風)によって、みるみるうちに燃え広がり、火災による死者だけで9万人以上、地震後すぐに発生した最大10m強の津波による死者等を含めると10万5千人以上が亡くなったと言われています。これは、約2万人近くの犠牲者を出した東日本大震災を大きく上回る数字であり、国内で起きた自然災害の犠牲者としては史上最多となっています。被害額は45億円で、当時の国内総生産(GDP)約150億円のおよそ3分の1に相当します。 現在の日本のGDPから逆算すると、150兆円程度になると言われています。このことからも、いかにその被害が凄まじいものだったかがわかります。
日本では、関東大震災以降も様々な自然災害が起きています。特に近年は、毎年どこかで自然災害が起きているような状況です。学校でも防災のための取組や子ども達の防災意識を高めるための取組を、家庭・地域と連携しながら進めていきたいと思います。
今週は防災週間です。ぜひ、ご家族でも、防災について話をしていだだければと思います。