【9月16日】人生100年時代
- 公開日
- 2020/09/16
- 更新日
- 2020/09/16
Kのつぶやき
昨日9月15日は「老人の日」でした(敬老の日は9月21日)。厚生労働省の発表では、全国の100歳以上の高齢者は過去最多の8万450人、50年連続で増加しているとのこと。最高齢は、存命中の世界最高齢でギネスにも認定されている福岡市の女性で117歳でした。その方の映像がニュースでも流れていましたが、とても元気な方でした。
「人生100年時代」と言われています。これは、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』の著者であるリンダ・グラットン教授が提言しました。その本の中で引用されている研究では、「2007年に日本で生まれた子どもについては、107歳まで生きる確率が50%ある」とのことです。2007年生まれと言えば、今の中学1年生です。日本は健康寿命が世界一、超長寿社会において、これからどのように生きていくかは、中学1年生だけでなく、私たちすべての課題でもあります。
従来の人生ステージでは、
1 25歳前後までのステージ:教育を受ける期間
2 25歳前後から60歳までのステージ:仕事をする期間
3 60歳以上のステージ:定年(引退して余生を過ごす期間)
と大きく考えられていました。しかし、「人生100年時代」で新たに誕生したステージは、
1 Exploler:自分の生き方に関して考える時期、知識やスキルの再取得(職業訓練・学び直しなど)
2 Independent Producer:組織に雇われず、独立した立場で生産的な活動に携わる
3 Portfolio worker:異なる活動を同時並行で行う(例.週3仕事・週1ボランティア・週1NPO活動 等)
順序は関係なく、必要に応じて、または個人の状況に応じて、ステージは自由ということになります。人生100年とすれば、50歳でやっと人生の半分、そして残り50年あります。従来の考え方では、定年してから残りが40年もあるということになります。ですから、よりよい人生を生き抜くためにも、「教育」や「多様な働き方」、さらにはお金や不動産などのような目に見える資産だけでなく、経験や人との繋がりなどの目に見えない「無形資産」についても考え、自分の人生設計を立てていくことが大切だということです。
こんなことを調べながら、私自身が反省させられました。私が、もっともっと学び、力をつけながら、先のことまでしっかりと考えなければと・・・。