学校日記

【2月10日】学び続ける

公開日
2021/02/10
更新日
2021/02/10

つぶやき

 明日は「建国記念の日」。「建国記念日」ではありません。「建国記念の日」は、「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として、1966(昭和41)年に定められました。この2月11日という日付は、初代天皇とされる神武天皇の即位日である[旧暦]紀元前660年1月1日にあたり、明治に入って[新暦]に換算した日付です。「記念日」ではなく「記念の日」となっていることには理由があります。実は、「の」が入らない祝日は、「元日」「憲法記念日」「天皇誕生日」の3つしかありません。これは、祝日に関する法律によって、「その日でなければならない祝日」には「の」を付けない、「その日でなくてもいい祝日」には「の」を付けるとなっているからです。
 「建国記念の日」となっているのは、現在の歴史学では神武天皇の存在に確証がなく「正確な起源が分かっていないのに建国記念日など定められない」とする学者からの意見が多くあったことがあげられます。最終的に、史実に基づく建国された日とは関係なく、たんに建国されたという事実をお祝いするという考えのもと、「記念日」ではなく「記念の日」となったそうです。

 私も以前、このことを知るまでは、「の」がつくのかつかないのか、よくわからないなぁと思っていましたが、知ると「へぇ〜なるほど」と思いました。
 「知る」ことって大切だと思います。昨年6月から、このひとりごとをはじめて、今まで以上に読書をしたり、物事を調べたりすることが多くなり、いかに自分が知らないことが多いかを改めて痛感しています。それと同時にいろいろな発見もあります。「知る」ことによって、物事の見方が変わったり、多面的に見ることができたりすることも多くなりました。「人生とは学び続けること」、学ぶことによって、自分自身を振り返り、人生もまた豊かになるのだと思います。知識を増やすだけではもちろんいけませんが、世の中の役に立つ、人のためになる「知恵」となるようにすることが大切なのだと思います。
 いつまでも学び続ける自分でいたいものです。