学校日記

【2月15日】やればできる!

公開日
2021/02/15
更新日
2021/02/15

Kのつぶやき

 2月13日(土)午後11時8分頃、福島県沖を震源とする地震が起きました。震源の深さは約55キロ。地震の規模はマグニチュード7.3。宮城県や福島県では、震度6強の強い揺れがあり、負傷者も出ています。また、集合住宅での火災や落石、土砂崩れさらには電線の断線などによる停電なども広範囲で起こったとのこと。
 東日本大震災からまもなくちょうど10年が経つこのときに起きた大きな地震でした。ニュース等では、震災のときの余震であると発表されていました。「ゴゴゴという地響きがして、東日本大震災と同じくらいのものすごい揺れだった。怖かった」と表情をこわばらせて話された人もいたとのこと。中には、「あのときよりも揺れが強烈だった」と強く長い揺れに当時の記憶がよみがえり、津波を心配し、高台に避難する人たちもたくさんいたそうです。本当に恐ろしかったと思います。専門家の話では、今後1週間くらいは、同程度の地震に警戒をするようにとのこと。
 これ以上の被害が出ないよう、収まってくれればいいのですが。いつ起きるかわからない地震。いつおきてもおかしくない地震。私たち一人一人が、何を備えればよいのか、地震を防ぐことはできませんが、減災はできます。ご家族でも防災・減災について再度、話をしていただければと思います。

 さて、一昨日、宮崎市で行われた九州アンサンブルコンテストに出場し「銀賞」を受賞した吹奏楽部の三人[久保寛太さん、穴井豪人さん、田島銀士さん]が、校長室に挨拶に来てくれました。
「貴重な経験ができてよかったです。この経験を他の吹奏楽部員にも伝え、今度はみんなで金賞をとりたいと思います。ありがとうございました!」
「こんな経験をさせてもらったので、これからは日頃の生活でもさらに頑張っていきたいと思います。ありがとうございました!」
 などと、素晴らしい言葉を私に伝えてくれました。三人とも、とてもいい表情をしていました。顧問の瀬谷先生からも様子は聞いていましたが、きっと三人は、音楽を楽しみ素敵な演奏ができたんだろうと思います。本当に素晴らしい子ども達です。九州大会に出場できるなんて、そうそうあるものではありません。三人が、これまでひたむきに努力し、またそれをたくさの方々が支えてくださったおかげです。

 実は・・・顧問の瀬谷先生も彼らの報告の前に私のところに挨拶に来てくれたのですが、三人にとても感謝していました。
「彼らのおかげで、私にとっても素敵な思い出ができました。コロナ禍で様々なことが中止になった今年度ですが、最後にこんなに素敵なご褒美をいただけるなんて・・・。これもすべて子ども達のおかげです。中学校入学時は他の部活に入ろうかと思っていた子もいたようですが、たまたま入った吹奏楽部で音楽というものがよくわからない中で、努力すればこんなにも素敵なことが起きる。やればできる。頑張れば報われる。彼らはそのことを証明してくれました。このことが、他の子ども達や御陵中全体にさらに広がっていけばと思います。本当に本当に彼らには感謝しています・・・」と、うれしそうに話をされる瀬谷先生の目には涙が溢れていました。
 謙虚で感謝を忘れない瀬谷先生の涙に、私まで胸がいっぱいになりました。これまで指導してくださった瀬谷先生、車で宮崎まで応援とサポートに行ってくださった小林先生、指導に関わってくださったすべての先生方、そして、いつも支えてくださっている保護者や家族の皆様に心から感謝いたします。
 最後に・・・たくさんの人に感動を与えてくれた三人に心から拍手を送ります!本当におめでとう!!!