【3月1日】継続は力なり
- 公開日
- 2021/03/01
- 更新日
- 2021/03/01
つぶやき
いよいよ3月です。10日の公立高校入試、12日の卒業証書授与式、19日の生徒総会、そして24日の修了式となります。義務教育の修了、そして1・2年生は学年のまとめです。次へのステップへとそれぞれが気持ちよく進んでいけるよう職員一丸となって取り組んでまいります。どうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、昨日、今大会で最後となる歴史ある「びわ湖毎日マラソン」がテレビで中継されていました。優勝したのは、鈴木健吾選手(25歳)でした。タイムは何と日本新記録の「2時間4分56秒」。日本人初の2時間4分台。
鈴木選手は、36キロすぎ、先頭集団が3人に絞られた中でスパートをして逃げ切りました。36キロ付近の給水ポイントで、給水を取り損なった「ピンチをチャンスに」かえ、他の選手が給水している間に一気にスパートしたのです。そんな鈴木選手のことが、西日本新聞に載っていました。
暑さに強く、パリ五輪での活躍も期待される新たなエースが誕生した。自己ベストを5分以上更新して日本記録も大幅に塗り替え、陸上界に新たな扉を開き「これからもこつこつと、このタイムにおごらず走っていきたい」と謙虚に語った。
全国高校駅伝に出場したという父の影響で小学6年から陸上を始めた。愛媛・宇和島東高を経て、小柄(163センチ・48キロ)ながらリズム良く走る姿を評価され神奈川大学に進学。箱根駅伝には4年間出場し、主将も務めた。与えられた練習をクリアできないと大泣きするほどの真面目さ。1日に2時間のジョギングを3度行い、食事の時間に遅れることもあった。大後栄治監督は、「(練習を)止めるのが大変な選手。まさしく背中で引っ張った主将だった」と振り返る。
3年時にエース区間の2区で区間賞に輝き「4年でマラソンに挑戦したい」との思いが芽生えた。予定通り初レースに挑んだが、富士通に入社後は股関節などの故障に苦しめられた。・・・(後略)・・・
昨年のびわ湖毎日マラソンでは12位と大変不本意な結果となり、故障の多かった鈴木選手は「何かを変えていかないと・・・」と、その後、筋力トレーニングやトラックでのスピード練習に励むようになったそうです。福嶋正監督(富士通)は、「体幹の軸がぶれなくなった」そして、「継続する力が強み」と評していたとのこと。
優勝インタビューに答えていた鈴木選手の表情は、42.195キロをとてつもない記録で走ったあととは思えないぐらいさわやかで素敵な笑顔でした。鈴木選手の謙虚で真面目な人柄が、その表情からもみとることができました。
鈴木選手の今回の記録、強さのキーワードは「真面目」「努力」「継続」そして「謙虚」なのだと思います。目標を達成するためには、並々ならぬ努力とそれを継続することがいかに大切さなのかを鈴木選手は改めて教えてくれています。やはり「継続は力なり」なのですね。