学校日記

【4月20日】成長

公開日
2021/04/20
更新日
2021/04/20

Kのつぶやき

 昨日の授業参観、学級懇談、PTA総会、学年総会におきましては、多くの方に参加していただきまして誠にありがとうございます。コロナ禍ということで、授業参観については、15分ほどしか見ていただくことができず、十分ではなかったと思いますが、保護者の方々のご移動もスムーズに行っていただきました。今後も状況を見ながら、子ども達の頑張りを参観していく場面をつくっていきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 さて、今日は二十四節気(1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの)の「穀雨」です。毎年3月20日頃で、「立夏」の前ということになります。
 地上にあるたくさんの穀物に、たっぷりと水分と栄養がため込まれ、元気に育つよう、天からの贈り物でもある恵みの雨が、しっとりと降り注いでいる頃のことです。変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、日差しも強まってきます。昔から、この日を田植えの準備をする目安にしているようです。
 各学級の組織も決まり、授業も通常通りスタートしています。これから一人一人がすくすくと「成長」していくための様々な取組を進めていきます。「成長」に関連して、田坂広志さんの著書『未来を拓く君たちへ』の中の一節を紹介します。
 
 人生において、「成功」は約束されていない。人生において、描いた「夢」が破れ、抱いた「願い」が実現しないことはいくらでもある。
 しかし、誤解をしないでもらいたい。決して、誤解をしないでもらいたい。そのことをもって、「夢」を描き、「願い」を抱いて歩むことを否定しているのではない。そのことの意味を、否定しているのではない。決してそうではない。
 我々は、やはり、大きな「夢」を描き、深い「願い」を抱いて歩まなければならない。その「夢」の実現を求め、「願い」の実現を求め、「成功」を求めて歩まなければならない。それはなぜか。
「成長」できるからだ。「夢」の実現に向けて思いを込めて歩むとき、「願い」の実現に向けて力を尽くして歩むとき、「成功」に向けて全身全霊での努力を続けるとき、我々は、一人の人間として、大きく「成長」できる。我々は、人間として、素晴らしい「成長」を遂げることができる。
 だから、君に伝えておきたい。人生において、「成功」は約束されていない。しかし、人生において、「成長」は約束されている・・・

 私が解説するまでもなく、とても真理をついており、当たり前のようで、深い言葉だと私は受け止めました。確かに、頑張ったから「成功」するわけではない。しかし、目標をもって頑張ることは、やはり大切であるということです。人生における、苦労や困難、失敗や敗北、挫折や喪失。そういうことが、自分の眠っていた可能性を引き出してくれたり、人として大きく「成長」できるきっかけとなるのだと思います。よりよく生きるときに「成長」することが大切なのだと思います。田坂さんは、「志」を抱いて生きることの大切さについても、この本の中で述べています。そのことについては、また今度載せたいと思います。
 ぜひもう一度、上段の田坂さんの文章を読んでみてください。自分が前向きになる力が湧いてきませんか?