学校日記

【6月30日】気づき

公開日
2021/06/30
更新日
2021/06/30

Kのつぶやき

 先ほど、内線で「校長先生に○○さんからお電話です」と言われました。私がいつものように「はい、代わりました、藤井です」と言うと、相手の方は「あれ?今日は何か声が暗いですね」とおっしゃいました。自分では決してそんなつもりではなかったのですが、失礼だったと思い「あ、すみませんでした。そんなことはありませんので・・・」と、話を続けました。用件が済み、電話を切ったあとにとても反省した私です・・・
 顔が見えない分、もっと明るくさわやかな対応しないといけないと改めて思いました。自分がよそに電話をかけたときに、出られた方がとても丁寧で共感的で素敵な対応だと、大変気持ちがいいものです。
 御陵中では、電話がかかってくると、事務室の先生方が電話に出てくれることが多いのですが、速やかに電話をとり、とても明るい声で「はい!御陵中学校○○です!・・・こんにちは!こちらこそお世話になっております!・・・確認をしますので、しばらくお待ちください」などと、とても丁寧に対応してくれています。また、来客があるときも、事務室の先生方がさっと自分の席を立ち、笑顔の挨拶とともに丁寧な対応をしてくれます。私は、いつも大変ありがたいと感謝をしています。

 すでに退職をされた私の尊敬する校長先生から、以前こんなことを言われました。
「学校の先生っていうのは日常、とても忙しいかもしれない。でもね、学校というところには保護者、地域の方、業者の方、高校の先生などたくさんの方が来校される。そういうお客さまに対して、明るく丁寧な対応ができる学校でないといけない。単に忙しいから・・・で片付けてはいけない。そういう対応は、子ども達への接し方や対応にも表れるもの。常に、そんな心がけをもって、仕事にあたることが大事。要するに、“おもてなし”を大切にする学校にしないとね」
 その先生は、常にきちんとした服装をされ、電話での丁寧な対応はもちろんのこと、若い職員であれお客様であれ誰に対しても丁寧な言葉と柔らかな物腰で応対し、お客様が帰られるときには玄関まで行き、見えなくなるまで見送られていました。失敗ばかりしていた私に対しても、決して見捨てることなく的確なアドバイスと、よさを見つけほめてくださいました。
 そのことを考えたときに、私は自分がまだまだ未熟者であることに気づきます。毎日この「ひとりごと」に偉そうなことを書いていても、自分自身が一番できていないことを実感するのです。だからこそ、もっともっと学ばなければなりません。より謙虚に、素直に学ばなければなりません。今日、その“気づき”をくださった方に感謝をしたいと思います。
 “おもてなし”の心と“感謝”の気持ち、そして、“日々最善”の姿勢をもって、これから頑張りたいと思います。