【9月10日】“やる気”は伝わる
- 公開日
- 2021/09/10
- 更新日
- 2021/09/10
Kのつぶやき
昨日、緊急事態宣言の延長が正式に発表されました。全体的な新規感染者は減少傾向にあるものの、医療提供のひっ迫が続いています。デルタ株がまん延し若年層への感染の増加等、まだまだ予断を許さない状況にあります。市内中学校では、来週以降も短縮授業を続けていくこととなりました。子どもたちの学びを止めないよう、保護者の皆様と協力しできる限りの感染防止対策を進めてまいります。どうぞ、引き続きのご理解とご協力をお願いいたします。
さて、西沢泰生さんの『明日をちょっぴりがんばれる48の物語』の中の「“やる気オーラ”に囲まれると・・・」から抜粋します。
コーチング心理学で有名なアリソン・リー氏とアンソニー・M・グラント氏は、こんなことを言っています。
「幸せな人の友人は幸せになり、その友人のそのまた友人にまで、幸せは伝わって広まる」(『8週間で幸福になる8つのステップ』)
同書によると、
・友人が幸せになると、自分の幸福度も15%上がる
・友人の友人が幸せだと、自分の幸福度も10%上がる
・友人の友人の友人が幸せと、自分の幸福度も6%上がる
のだとか。どこまで信じるかはあなた次第ですが、たとえば「友達」が成功すれば嬉しいし、応援することで「友達の幸せ」を共有できます。そう考えると、たしかに「幸福度」は上がりそうですね。私はこの「幸福度」に関する理論、「幸福」だけでなく、「やる気」にも当てはまると思っています。つまり。
「“やる気のある人”が近くにいると、それだけで“自分のやる気”もアップする」
たとえ、同じ会社に勤めていたとしても、「オレたちのの手で会社を変えていこう!」と、やる気満々の人たちと付き合っていればテンションも上がってくるし、「どうしてウチの会社はこんなにケチなのかね。そういえばこの前も課長がさ・・・」と、グチしか言わない人たちと付き合えばどんどんやる気が失せていきますよね。
私は2015年の秋から、電子書籍の発行を教える「晴山塾」で塾長補佐をお受けしていて、本を初めて書く方のお世話をしています。塾では、「本にして伝えたいことはあるけど、原稿が書けるかどうか不安」としりごみをする人とたくさん出会いました。しかし、最初はそう言っていた人が、塾生となって「やる気」のある同期生たちと交流するうちに、自分の「やる気」に火がつき、結果、素晴らしい本を執筆する姿を目の当たりにしています、だから、「やる気」は「伝染(うつ)る」と自信を持って言えるのです・・・(後略)・・・
常に、どんなことがあろうとも前向きに、「やる気」をもって取り組まれている方もおられるでしょう。私もそうありたい!と思っています。が・・・時々めげそうになることがあります。たとえば、この“校長のひとりごと”も「今日はやめとこうかな・・・」と思うこともあるのですが、週明け出勤すると毎回私の机の上に、教頭だより『自律貢献』(職員への通信)が置かれていて、今週もしっかり作成されているのを読ませてもらうと、「私も頑張らなければ・・・」と思うのです。教頭という仕事は本当に多岐に渡っていて大変な仕事なのですが、本校の藤田天平教頭は、ほぼ毎日、朝早くから夜遅くまで仕事をされています。その忙しい中で、たくさんの本を読み、私たちに様々な情報提供をしてくれます。本当に素晴らしいし、私としては本当にありがたいと思っています。そんな藤田教頭の頑張りとやる気が、めげそうになる私の気持ちを奮い立たせ「頑張らなければ・・・」とやる気にさせてくれるのです。やる気にさせてくれるのは、藤田教頭に限ったことではありません。多くの先生のやる気と頑張り、子ども達のやる気と頑張りを知ると、きついこともなんとか乗り越えられるのです。
「“やる気”は伝わる」・・・私も人にそんな気持ちをもってもらえるような人でありたいと思う今日この頃です。“一生勉強”、“一生成長”、そう自分に言い聞かせながら、今日のひとりごとを終わります。