学校日記

【9月29日】一通の手紙

公開日
2021/09/29
更新日
2021/09/29

Kのつぶやき

 昨日、大変驚き、そして感動した出来事がありました。それは、学校へ届いた一通のお手紙でした。送り主は、御陵中を30年ほど前に卒業された方でした。素敵な便せんにきちんと住所とお名前も書かれていました。
 内容は、「中学時代の先生方との出会いがその後の進路や現在の生活にも活かされていること」、「学校では、先生方の姿を見て、一生懸命に取り組むことの大切さや大人になることの素晴らしさを学ぶ場であり、大変感謝をしていること」、そして、最後にこう書かれていました。
「今はコロナ禍で大変な状況ですが、私と同じように先生方に感謝してる生徒さん、親御さんもおられるはずですので、これからも頑張ってください!」
 私は、卒業生の方から思いもよらない大変嬉しいお手紙をいただき、そのお手紙をコピーし、全職員に配付しました。そして、先生方に
「コロナ禍で大変なこともありますが、私たちには素敵な子ども達と応援してくださる保護者の方、地域の方がいます。そして、このお手紙の方のように、卒業後も御陵中を応援してくださる方もいらっしゃいます。そのことを忘れず、感謝の気持ちをもってこれからも頑張っていきましょう!」
 と、話をさせていただきました。コロナ禍、“我慢すること”や“思うようにいかないこと”も多く、人のことまで考える余裕がなくなるようなときもあるかもしれません。しかし、この方のように直接知らない我々にまで、思いを馳せ、激励のお手紙まで送ってくださるなんて、なんて素敵な行為なのだろうかと思いました。
 私は、「相手意識」や「察する心」を大切にしたい、人を元気にする言葉、人に勇気を与える行為を心がけたいと改めて思いました。人って、いいですね!人の優しさにふれると何ものにもかえがたいものをいただくことができます。心の中があたたかくなります。優しさや思いやりが“連鎖”していくように、私も人に優しくありたい、そう思います。