【10月6日】褒めていただきました!
- 公開日
- 2021/10/06
- 更新日
- 2021/10/06
つぶやき
昨日は、本校の特別支援学級に関する学校訪問というものが行われました。福岡教育事務所の方が1名、大野城市教育委員会の方が2名来校して授業参観等の後に、指導・助言等をしていただきました。本校の特別支援教育が推進できるように、また授業がより充実するように様々なことを教えていただきました。これから、本校の特別支援教育がさらに推進できるように職員一丸となって努力していきたいと思います。福岡教育事務所の先生のお話の中で、次のようなことを言っていただきました。
「御陵中のお子さんは、どの子も大変よく挨拶ができますね。廊下を通っているときもたくさんの子が素敵な挨拶をしてくれました。それに、全部を見たわけではありませんが、子どもたちの様子から学校の雰囲気がとても明るくて素晴らしい学校だなと感じました・・・」
私は、子どもたちの姿を褒めていただき、とても嬉しい気持ちになりました。挨拶がよくできる、明るく素敵な雰囲気は日頃からの子どもたちの心がけや頑張りがあるからです。今日の朝の会でも子ども達にそのよさを伝えてほしいと、私は学年主任の先生方に伝えました。
“雰囲気”って抽象的ですが、私はとても大切だと思っています。それは、もちろん挨拶や表情、態度など日常の頑張りからつくられるものです。これからも「居心地のいい教室」「安心できる学校」になるように、子どもたちと一緒に頑張っていきたいと思います。
さて、昨日、真鍋淑郎さん(米プリンストン大学上席研究員90歳・愛媛県生まれ米国籍)が、他の2名の方とともに「ノーベル物理学賞」を受賞したということが、様々なところで報道されていました。受賞理由は「地球の気候と地球温暖化の予測に関する物理モデルへの貢献」だそうです。勉強不足の私では十分に説明はできませんが、近年非常に問題になっている「大気中の二酸化炭素濃度増加による温暖化や気候変動への影響」について、人類で最初に理論的に説明した成果とのことです。
若い頃から気象に関する研究をしていた真鍋さんは、東京大学大学院を出た1958年に、アメリカに呼ばれ、他の研究者の方と協力し研究を進めました。その中で、大気や海洋の影響を考慮して、長期的な気候の予測をコンピューターを使った物理計算によって開発されました。真鍋さんの温暖化に対する知見や将来予測は、各国が「脱炭素社会の実現」の方策を考える際の基盤となっているとのことです。昨日もふれた「SDGs」の目標でいうと、13番目の「気候変動に具体的な対策を」にも大きく関わっていることになります。
人類にとって、最大の貢献をした人に贈られる“ノーベル賞”。真鍋さんをはじめ研究者の方々の長期に渡る偉大な研究に敬意を表します。きっと、“探究心”をもって粘り強く取り組まれた結果だと思います。
御陵中の子どもたちには、落ち着いた居心地のいい環境で“探究心”をもって学び、将来どのような道であれ、粘り強く努力し続け、地域・社会に貢献できる人になってほしいと願います。