学校日記

【10月11日】“努力”の先に・・・

公開日
2021/10/11
更新日
2021/10/11

つぶやき

 本校部活動が出場する筑紫区中体連新人大会が昨日までに終了しました。残念ながら、筑前地区大会に出場する部活動はありませんが、またこれから、各部それぞれに目標をもってひたむきに取り組んでもらいたいと思います。私の方は、「福岡市・筑前地区体操競技大会」に会長として参加しましたので、御陵中の子どもたちの応援に行けませんでした。
 今日は、体操競技大会の閉会式での挨拶でふれた、体操界の“レジェンド”“キング”と呼ばれている内村航平選手について少し話をさせていただきます。

 東京オリンピックの「鉄棒」で、まさかの予選落ちした内村航平選手は、大会後しばらくしてこんなことを語っていたそうです。
「報われない努力があることを知った。しかし、“努力は報われる”ということを証明するために、僕は体操を続ける。ムダな努力は、きっとない・・・」
 私は、東京五輪で予選落ちした内村選手は「引退」するのでは?と勝手に思っていました。しかし、内村選手の上のような言葉を聞き、改めてその凄さ・偉大さを感じました。
 今月18日から内村選手の生まれた北九州市で、体操の世界選手権(新体操は27日〜)が有観客で行われます。メインキャスターを務める松岡修造さんが登場するテレビCMが流れ、特集番組も組まれ宣伝されています。北九州市の小中学校では大会とタイアップして「一校一国プロジェクト」の取組が行われています。各学校が、出場国の一つを担当し、様々なことを調べ、歓迎するプロジェクトです。松岡修造さんが「北九“修”造」のTシャツを着て、熱く熱くイベントでも各学校でも語っている様子がある番組では流れていました。
 内村航平選手は、今月2日のオンライン会見で、
「ミスのない演技をしたい。そして、お客さんを入れてやっていることに感謝して、未来に向けても伝えていかないといけないと思う。色んな人に様々なことを伝えられるようにしたい」と、話していたそうです。
 内村選手の様々な言葉を聞いていると、「努力することの大切さと奥深さ」「感謝することの大切さ」、そして「金メダルをとることよりも、最高の演技をして人々を感動させること、“伝わる”演技をしたい」という思いが伝わってきます。東京五輪で個人総合と鉄棒で金メダルをとった橋本大輝選手は「あこがれの内村航平さんの五輪2大会連続個人総合金メダルの記録を超えたい」と話していましたが、それを聞いた内村選手は「自分を超えるとかではなく、彼にはもっと高い目標を持ってほしい。それぐらいすごい選手だと思う」と話していました。“世界一美しい体操”と評される内村選手、誰にも負けない努力と実績のある“レジェンド”だからこその深い言葉だと私は思います。

 御陵中学校の新人大会は終わりましたが、来年の夏の大会へむけて、ひたむきに、粘り強く“努力”を続けてほしいと思います。大会、本当にお疲れさまでした。
 そして、日頃からの応援、ならびにサポートしてくださっている保護者の皆様、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。