【10月18日】十三夜
- 公開日
- 2021/10/18
- 更新日
- 2021/10/18
Kのつぶやき
先週金曜日に、英語科の山田先生の授業を見にこられた先生の一人が、「御陵中の生徒さんは、本当によく挨拶しますね!」と褒めてくださいました。夕方、研修会が終わり小グラウンドへ行かれるときなので、部活動をしていた女子バレー部、陸上部、ソフトボール部などの生徒が大きな声で挨拶してくれたのではないかと思います。私が、講師の先生や他の学校の校長先生を見送るときも、すぐ近くにいた女子バレー部の生徒の皆さんが、とても大きな声で「こんにちは!」や、車が出るときには「さようなら!」と、本当に気持ちのいい挨拶をしていました。とても素敵だと感心しました。ぜひ、続けてほしいと思っています。
そんな素敵な子どもたちの頑張りを見ていただくために、今日から木曜日までの4日間は、3時間目が保護者の方の「授業参観」、4時間目が生徒作品の「展示見学」の時間となります。お忙しいとは思いますが、少しの時間でも見ていただけると幸いです。なお、仕事の都合などで、指定された日と別日への参観の希望がありましたら、事前に担任へ連絡していただければと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、本日10月18日(月)は、旧暦でいうと9月13日にあたるため、今夜は「十三夜」のお月見ということになります。栗や豆を供えたことから「栗名月」「豆名月」とも呼ばれているそうです。この日に見える月は、旧暦の8月15日(十五夜)に出る月(中秋の名月)と並ぶ名月とされています。平安時代に中国から伝わったとされる十五夜の月を愛(め)でる風習とは異なり、十三夜の少し欠けた月を愛でる風習は日本独特のものと言われています。
十三夜にお月見をする風習には諸説ありますが、延喜(えんき)19年9月13日 (現在の暦では919年10月9日)に、当時の法皇が催した月の宴がきっかけとなったというのが、最も有力な説とされているようです。
また、十三夜の月は、十五夜の月(中秋の名月)とセットで呼ばれることも多く、旧暦8月の十五夜の月を「前の月」、9月の十三夜の月を「後(のち)の月」と呼んだり、2つの月を合わせて「二夜(ふたよ)の月」と呼ぶこともあります。そして、片方しかお月見を行わないことは「片見月(かたみづき)」と呼ばれ、縁起の悪いものとされています。
中秋の名月が満月であるのに対して、十三夜の月は少し欠けている月ですので、なぜ満月のときではないのか?と、不思議に思われる方も多いのではないかと思います。しかし、その完璧ではない未完成ゆえの美しさが、日本人の心に響いたからだと考えられています。(ネットニュースに載っていた言葉を借りると)「まんまるの月も確かに綺麗で素晴らしいけれど、これから満ちていく少し欠けた月には、ほどよく品のある独特の美しさがある」と書かれていました。
昨夜8時頃には、綺麗な月が見える中、筑紫地区5市(筑紫野市・太宰府市・春日市・大野城市・那珂川市)『つくしスマイルプロジェクト〜上を向いて歩こう〜つくし絆花火』ということで、花火も上がり素敵な夜でした。今日は一日天気もよさそうですし、空気も澄み渡り、絶好の「十三夜」の月が見られるのではと思います。忙しい中に少しだけ、素敵な月を眺めてみては・・・?
◆追伸…先ほど、3年2組担任の末次利恵先生が校長室に生活ノートのコピーを持ってきてくれました。それは、先日「横断幕、できました!」の記事をホームページに載せていましたが、その本人である3年生の福富志真さんの生活ノートでした。書かれていた内容は、
『帰りに横断幕を見てすごく立派で驚きました。改めて、中体連でたくさんの方々から応援、祝福の言葉をいただいて、くじけそうなときでも心の支えになったり、頑張ろうという気持ちをあたえてもらって、とても嬉しかったです。この結果がみんなの期待に応えられたかはわからないけど、感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張っていきたいです』
きっと、私たちには計り知れない苦しさやきつさがあったのだろうと思います。しかし、たくさんの応援を力にし、努力を続けた結果が全国大会出場という結果になったのです。福富さんの素晴らしさは結果はもちろんですが、何より上の言葉にあるように、周りの人への感謝を忘れないことだと私は思います。ちなみに、福富さんのお母さんも今朝、学校に来られてわざわざ私にお礼を言って帰られました。なんだか、心があたたかくなりました・・・福富志真さんの、さらなる活躍を期待しています。