【11月9日】貢献
- 公開日
- 2021/11/09
- 更新日
- 2021/11/09
Kのつぶやき
大谷翔平選手が、MVPの最終候補3人に選出されたとの報道があっていました。11月19日がMVPの発表とのこと…楽しみに待ちたいと思います。
さて、2017年に発売された『不可能を可能にする大谷翔平120の思考』という本があります。まだ大リーダーになる前に出された本ではありますが…。その中に以下のようなことが書かれています。
「先入観は可能を不可能にする」
高校時代に(大谷翔平が)「好きな言葉」として挙げたフレーズだ。
これは伝説のボクサー、故・モハメド・アリ氏による名言の一説「不可能とは、自力で世界を切り開くことを放棄した臆病者の言葉だ。不可能とは、現状に甘んじるための言い訳にすぎない。不可能とは、事実ですらなく単なる先入観だ…」と共通する。
大谷にとっては、岩手・花巻東時代の指導者・佐々木洋監督に伝授された言葉だという。
「150キロを投げたかったんですけれど、160キロを目標にしようと言われて、最初は無理なんじゃないかと思いました。でも、やっていくうちに手応えを感じるようになってきて、そのうち出来るんじゃないかと思うようになりました。自分で無理だと思ったら、出来なかった。最初から出来ないと決めつけるのはやめようと思いました」
アリ氏の名言には続きがある。「不可能とは可能性だ」。未知の領域に挑戦し続ける大谷は、それを体現している。
モハメド・アリ氏は、「蝶(ちょう)のように舞い、蜂(はち)のように刺す」といわれた華麗なフットワークと切れ味鋭いジャブを駆使したスタイルでファンを魅了しました。彼のボクシングは美しく、「パンチを当てるどころか触れることすらできない」と言われるほど強かった伝説のボクサーです。そんなアリ氏が残した言葉、「先入観は可能を不可能にする」「不可能とは可能性だ」を体現し続けている大谷選手は本当に凄いと言わざるを得ません。そして、その根底に、このような言葉が体中に染みついており、だからこそ、努力し続け次々に新しい記録をつくり、人々を魅了しているのだと思います。「まだできる!」「きっとできる!」「もっとできる!」…このような気持ちが、彼の今をつくりあげてきたのだと思います。
最後に、常に自信満々で戦い、強気の発言で知られるアリ氏は、こんな言葉も残しています。
『他者に貢献することは、この地球上であなたが存在することに支払う家賃である』
地球に生まれてきた奇跡、生きている奇跡、共に生きることができる幸せ…そのことに感謝をし、誰かのために貢献する。地球に家賃は払えないけれど、誰かのために、地球のために、小さなことでもできることを見つけ貢献していく。一人一人の「貢献」が、次の「貢献」を生み、つながっていく。そんな世界でありたいものです。