学校日記

【11月12日】進路選択

公開日
2021/11/12
更新日
2021/11/12

Kのつぶやき

 期末考査2日目が終わります。3年生は、来週に「進路希望調査」を提出し、月末からの三者面談にのぞみます。いよいよ、中学卒業後の進路について決定していかなければなりません。その中でほとんどの3年生が「進学」を希望しています。
 福岡県の公立高校においては、数年前から一部の高校で「特色化選抜入試」という制度が導入され、今年度は新たにこの入試を実施する学校が増えることとなりました。したがって、公立高校の入試だけを考えても「特色化選抜入試」「推薦入試」「一般入試」と3つもあります。私立高校も様々な魅力をアピールし、「専願入試」で入学する生徒は年々増加傾向にあります。また、新聞報道などでもご存じかとは思いますが、他県の公立高校では全国から生徒を募集するという状況にもなってきました(原則、公立高校は居住地で受験できる高校が決まっていた)。
 将来のことを見据えながら、いかに進路選択していくか。様々な高校や上級学校、そして様々な入試制度がある中で、選択していかなければなりません。子どもたちには、いろいろな情報を取捨選択し、先生や家族、周りの方の助言も受けながら、しっかりと自分自身で決定していってほしいと思っています。しかし、最後は「どう歩くか?」(ひとりごと11月5日参照)だと私は思います。

 さて、日本教育新聞に「LINEリサーチ」という民間の会社が調査した「高校生のなりたい職業」について載っていました。
【男子】
1位:教師・教員・大学教授[8.1%]
2位:国家公務員・地方公務員[7.7%]
3位:システムエンジニア・プログラマー[6.2%]
【女子】
1位:看護師[6.8%]
2位:教師・教員・大学教授[4.9%]
3位:国家公務員・地方公務員[4.6%]

 すべての高校生への調査ではないのですが、この調査においては、世の中にこれだけ様々な仕事がある中で教師という仕事が、高校生のなりたい職業の1位とか2位になっていたことが、なんだかとてもうれしくなりました。「教師等になりたい理由」については、
・先生から勉強の楽しさを教えてもらったから
・先生の言葉で人生が変わったから
・小学校時の担任の先生に憧れたから
・恩師の影響を受けたから
 などがあがっていたそうです。私たちの仕事は、子どもたちに学力や社会性など総合的な人間力を身につけられるように支援していくことだと思います。そして、子どもたちに夢を与え、将来社会で貢献できるような志を持たせることができればこれほど素敵なことはありません。今回の調査結果から、私たちの仕事は子どもたちに多大な影響を与えるものだということを改めて感じ、さらに気を引き締めて頑張りたいと思います。