【11月16日】心の持ち方
- 公開日
- 2021/11/16
- 更新日
- 2021/11/16
Kのつぶやき
今日は、道徳科の授業参観です。分散での参観となりますが、少しでも多くの方にご来校いただければと思います。時間は14:30〜15:20です。詳しくは以前配付したプリント、または11月9日付けの御陵中HPにも載せていますのでご参照ください。どうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、ジョン・C・マクスウェルさんの『「人の上に立つ」ために本当に大切なこと』という本の中に、「失敗とは、成功までのあと一歩に気づかないこと」という章があります。この中でエジソンのことが紹介されています。エジソンは、白熱電球をはじめ1300もの発明をしていることで有名ですが、白熱電球に適した素材を開発するために6000回とも1万回とも2万回ともいわれる実験をしました。エジソンは、これを「失敗」とはとらえず、うまくいかない「発見」だと前向きにとらえ、次の可能性にチャレンジし続けたといわれています。このエジソンの前向きさや、探究心、チャレンジ精神こそが「発明王」と呼ばれるゆえんであるといえます。
この章の中に、次の2つのことが書かれていました。
1 心の持ち方は自分で選べる
ふつうの人は、誰かが自分をやる気にしてくれるのを待っている。そして、考え方はまわりの状況しだいだと考えている。しかし、心の持ち方かまわりの状況か、どちらが先なのだろうか。これはまさしく、にわとりが先か卵が先か、というのと同じ命題だ。しかし、実際にはどちらが先かは問題ではない。昨日あなたに何があったかとは関係なく、あなたの心の持ち方はあなた自身が今日選択すればいいのだ。
精神科医のヴィクトール・フランクルは、「人間の自由とは、どのような状況にあっても自分の心の持ち方を自分で選択できるということだ」と述べている。フランクルはナチスの強制収容所に送られて生き残った人物だ。彼は苦境にありながらも、最後まで心の持ち方が消極的にならないように努めた。これほど苛酷な状況においてもそれができるのであれば、あなたにもできるはずだ。
2 心の持ち方は行動を決定する
心理学者のデニス・ウェイトリーは、この問題についてこう述べている。
「勝者になるかどうかは、素質とか高い知能指数とか才能によって決まるのではなく、心の持ち方によって決まる。成功のカギを握っているのは、心の持ち方である」
心の持ち方は、その人の行動を決定するという意味できわめて重要な要素である。
うまくいかないことがたくさんあります。よかれと思って行動したことが「失敗」に終わること、努力したのに結果がでないこともあります。それは当たり前に起こることです。しかし、大切なことはめげそうになる気持ち、負けそうになる気持ち、弱気になる気持ちを振り払い、前を向く心の持ちようだということです。その前向きな心持ちが、前進するための原動力となり、新たな行動を起こすことができる。そして、その行動が「成功」や「成長」へとつながっていくのだと思います。
私も時々、めげそうになります。弱気になります。そんな気持ちを振り払い、前向きな心持ちで様々なことに取り組んでいきたいと思います。