【11月25日】仕事は…
- 公開日
- 2021/11/25
- 更新日
- 2021/11/25
Kのつぶやき
今日は、3人の先生が「公開授業」をしました。社会科の佐藤悠史先生は「地方財政についての課題」、数学科の田中智洋先生は「三角形が合同になるための条件」、保健体育科の南橋潤先生は「バレーボールのパス」について、タブレットなどのICT機器を活用しながら授業をしました。このように、2学期は「ICT機器を積極的に活用した授業づくり」をテーマとして、全員が授業公開をして学びあっています。教師自身が子どもたちに「わかった・できた」を実感させられるような授業づくりを目指して、日々教材研究に励み、互いの授業で学び合いをしながら取り組んでいます。「学び続ける教師」でなければ、「学び続ける子ども」を育てることは到底できません。これからも全員が、日々学び、研修を積み、成長していきたいと思います。
加賀美幸子さんの『こころを動かす言葉』の中にこんな文章があります。
ほとんどの人は、自分の好きな仕事にめぐりあえるわけではない。思い通りにいくことはほんのわずかである。いつまでもこだわって夢を求め続けるか、どこかで潔く区切りをつけ、今ある状況を自分流に深め広げていくか。それは仕事というより生き方の選択にちがいない。
たまたま好きな仕事を手にすることができたとしても、その後の道は決して平坦ではない。私自身、自らの力不足もさることながら、時に認められないむなしさ、誤解や偏見にさらされるなど、不本意な状況にもしばしば遭遇した。だからといって嘆いたり恨んだりでは、人間がみじめになる。
謙虚に堂々と胸を張ることにして、今日の前にある仕事を、たとえどんなにささやかなものでも、全身全霊で力を尽くし、誰よりも厚く大きな実にしてみようと、一つ一つ取りかかった。掌(て)ですくうように一つ一つ…
不思議なことに、それを密かに無心に積み重ねていると、誰かが必ず見てくれ気づいてくれるものである。あせらず、力を抜かず、真摯(しんし)に、そしてあくまで自然に。しかし、独りよがりであったら意味はない。仕事は自分だけのものではないのだから、必ず誰かの心を動かさなければ成立しない。
「仕事は誰かの心を動かすもの」…
私は、この言葉に心を動かされました。改めて、私たちの仕事は独りよがりにならず、誠心誠意取り組み、何より子どもたちの心をよりよく動かすものでなければならないと思いました。
この「ひとりごと」は「独りよがり」の発信ではありますが、少しでも読んでくださる方の心を動かすものであれば幸いだと思います。