【12月24日】来年も「命」を輝かせて…
- 公開日
- 2021/12/24
- 更新日
- 2021/12/24
Kのつぶやき
2学期は、緊急事態宣言中にスタートしました。45分の短縮授業、部活動は8月7日より全面中止の9月でした。宣言が解除された10月より、部活動の「新人大会」、「生徒会役員選挙」、そして形を変えて行った「文化発表会」。11月は、昨年度から始めた白水大池公園までを共に歩く「錬歩会」、後半からは3年生の進路相談、そして12月には広島・山口への2年生修学旅行…
制限・制約はありましたが、それぞれの場面で、子どもたちは精一杯頑張る姿、輝く姿を見せてくれました。おかげで、一昨日の「夢講座」では、講師の腰塚先生が絶賛するほどの子どもたちの素晴らしい姿を見せることができました。それは、子どもたちが日頃から頑張っているからであり、心がけているからであり、相手を思う優しい気持ちに溢れているからです。本当に素晴らしい子どもたちに感謝しています。
今日の終業式では、「目標達成」と「命の大切さ」について下のようなお話をしました。
◆目標達成について
この漢字、「非」と「未」、これはどちらも「否定」の意味を表すときに使われます。ともに象形文字なのですが、「非」は、「互いに背を向け左右にひらいた状態」で「そむく」という意味。「未」は、「木に若い枝が生えたこと」を表し、「若い」ということから、「まだ」、「いまだ」という意味です。たとえば、「公開」にこれらの字をつけると、「非公開」「未公開」となります。「非公開」は、「(今後も)公開しない」。「未公開」だと、「現段階では、公開しない」。ですから、今後は、「公開する可能性がある」ということでもあります。
そこで、「非」と「未」を「達成」という言葉につけると、こんな言葉ができます。「非達成」と「未達成」です。同じように考えると、「非達成」だと、今後も達成するつもりがない。「未達成」ならば、今後努力し、達成していく可能性(又は覚悟)があるということになります。
「今年、○○ができなかった」「やろうと思ってたけどできなかった」ということは誰にでもあると思います。そのことを「非達成」としてしまうのか、「未達成」とするのかは、すべて自分にかかっています。ぜひ、「未達成」な目標を、来年へ向けて「達成」できるようにしてほしいと思います。君たちには無限の可能性があります。「必ず目標を達成する」「必ず乗り越える」、そんな気持ちを持って、これからの生活を送ってくれたらと思います
◆「命」の大切さについて
夢講座で、腰塚先生も「命」の大切さ、そして命をどう使うかということについて話していただきました。誰もが知っているように、「命」はたった一つしかありません。そして、なくしたら決して戻ってくることはありません。だから、命は何よりも大事なのです。まずは、自分の命を大切にしてください。それは、事件・事故に巻き込まれないような行動をとること。そして、どんなにつらく苦しいことがあっても、自ら命を絶つということを絶対に選ばないということです。
あなたの周りには、あなたを大切に大切に思っている、家族、友達、先生、そしてたくさんの人たちがいます。あなたの「命」が失われるようなことがあれば、とてつもない悲しみに包まれます。苦しみます。私たちは、たくさんの人のおかげで「生かされています」。自分だけの命ではないのです。まずは、そのことをもう一度、しっかりと心に留めておいてください。苦しいとき、一人でどうしようもないときは相談してください。友達、家族、先生方、もちろん、たくさんの相談窓口もあります。ぜひ、「命」を大切に、そして生き生きと輝かせてください。
命を大切にするということのもう一つの意味は、1つ目の話につながりますが、命をいっぱい使って、一生懸命に頑張ること。もちろん、たくさん失敗するでしょう。それは誰しもです。しかし、一生懸命の失敗には価値があります。必ずそれは「成長」につながります。どんどんチャレンジしてください。そして、自分をもちろん大切にしながら、誰かの笑顔のために、幸せのために頑張ることができれば、命は、心は、もっと喜びます。
今日は、「目標達成」について、そして「命の大切さ」についてのお話でした。明日からいよいよ冬休みです。今年の締めくくりをしっかりするとともに、新年の「目標」をたて、また来年も素敵な年にしていきましょう!それでは、1月11日の始業式で、また元気に会いましょう!
来年も、子どもたちがキラキラと命を輝かせ、自分の目標達成へ向けて頑張っていけるよう、素敵な「幸動」ができるよう、御陵中職員一同、精一杯支援していきます。
保護者の皆様、地域の皆様には、本年も御陵中学校の教育活動に関して、多大なるご理解とご協力をいただきまして、誠にありがとうございました!また、来年も様々な面でご支援をいただきますようよろしくお願いいたします。
それでは皆様、よいお年をお迎えください!
(※写真は、腰塚先生から教えていただいた、全校生徒の『命が喜ぶ幸動』です!)