学校日記

【2月3日】「当たり前」って?

公開日
2022/02/03
更新日
2022/02/03

つぶやき

 今日は、「節分」です。昨年2月2日のひとりごとにも載せましたが、節分は「立春」の前日とされています。昨年は2月2日が節分でした。節分は季節を分けるという意味の「雑節(ざっせつ)」で、本来は各季節の始まりである立春・立夏・立秋・立冬の前日それぞれを指します。今でいう『節分』は、そのうちの立春の前日だけが残ったものとされています。つまり、立春が定まれば節分もその前日として定まります。雑節とは日本人の生活や文化、季節の移り変わりを基に生まれた日本独自の「特別な日」のことです。季節の変わり目は妖怪や悪霊が集まり、疫病や災いをもたらすと考えられたことから鬼を払う豆まきが江戸時代頃から定着したとか…。
 2000年代になると、年ごとに決まった方角を向き、家族そろって無言で丸ごと食べると縁起が良いとされる大阪の習わしである「恵方巻(えほうまき)」が全国で人気となりました。ただ、大量廃棄の問題がクローズアップされ、最近は予約販売や綿密な製造・販売がされるようになりました。ちなみに、今年の方角は「北北西」だそうです。
 さて、西日本新聞の読者投稿欄『こだま』に、次のことが載っていました(一部抜粋)。

 近頃、クレヨンやクレパス、色鉛筆に「肌色」という色名が使われなくなり、「うすだいだいいろ」や「ペールオレンジ」に呼称が変わったようだ。日本人から見れば、肌色というとほとんどの人が同じ色を連想するため、何の問題もなく会話が成立する。
 ところが外国では肌の色は人種によってさまざまだ。…米国ではトランプ前大統領を支持する白人至上主義者たちによる有色人種への人種差別が大きな社会問題になった。こうしたこともあり、呼称を変更したのかもしれない。
 私にはそれらの呼称はしっくりこない。それよりも「ベージュ色」の方がいい。元はフランスの色名で、薄くて明るい黄色、茶色を示す。化粧品のファンデーションの色として使われており、違和感がないからだ。

 この投稿を読んで「ハッ」とさせられました。言われてはじめて今までの自分の「当たり前」や「相手意識」はどうなの?と思いました。日本にも様々な肌の色の人がいるのに「肌色」に違和感を覚えない。まだまだ意識が低い自分を反省させられました。「当たり前」の有り難さや大切さを知ることも大切。そして、「自分の当たり前」を疑ってみることも大事なのだと改めて思いました。

※明日は福岡地区私立高校前期入試。御陵中からも多くの子どもたちが受験します。今まで努力してきた成果を存分に発揮して、「合格」を手にしてほしいと心から願っています!
 御陵中の子どもたち、落ち着いて!自信を持って!!…ファイト〜!!!