学校日記

【3月9日】有り難し

公開日
2022/03/09
更新日
2022/03/09

Kのつぶやき

 オンライン授業や入試も一段落し、ようやく3年生が登校してきました。本日、数名の生徒が個性重視の特別試験で面接等を受けている状況です。3年生にとって登校することも今日を入れてわずか3日です。明日の修了式・同窓会入会式、そして金曜日の卒業証書授与式を滞りなく行い、気持ちよく巣立っていってほしいと思っています。3年生は、今日明日の練習などを通して、本番の式に臨みます。厳粛で感動的な式になるよう、共につくりあげたいと思います。
 3年生の保護者の皆様にはご来校賜り、あたたかく送り出していただきますようにお願い申し上げます。

 さて、本日は「3月9日」。「3.9デイ(ありがとうを届ける日)」とか「感謝の日」としていろいろなところにも載っています。ひとりごとに、何度も「ありがとう」という言葉の大切さについて載せました。
 ところで、「ありがとう」の反対語?ってなんでしょうか。「すみません」「ごめんなさい」ではないですよね。よく言われるのは、「ありがとう」の反対語は「当たり前」です。もともと「ありがとう」は、「有り難う」「有り難し」という言葉からきています。要するに、あることが難(むずか)しい、めったにない。ということから、かけがえのない奇跡…という意味にもなります。したがって、「ありがとう」の反対語は「当たり前」というわけです。

 コロナ禍で「当たり前」だったことがいかにありがたかったかを痛感しました。それまでは、あまり考えなかったことも多かったのではないでしょうか。
 歩けるのが当たり前、手足が動くのが当たり前、食事できることが当たり前、勉強できることが当たり前、友達と会えることが当たり前、学校や会社に行けるのが当たり前、子どもたちが学校に来てくれるのが当たり前、生まれてきたのが当たり前、そして、生きているのが当たり前…
 もしかすると、イヤだと思ってやってきたことですら、できなくなると寂しくて悲しくてという思いをした(している)のではないでしょうか。改めて、日常生活の中の「当たり前」に感謝できる心をもちたいと思います。そして、そのモノに、そのことに、その人に「ありがとう」と言うことが大切なのだと思います。

 平凡な毎日は、実は「奇跡の連続」なのではないかと思います。とてつもない奇跡の中で生まれてきた私たち。そしてとてつもない奇跡の連続で「生かされている」私たち。
 生きている、誰かと出会うことができている…そんな奇跡の連続に「ありがとう」を言わずにはいられない気持ちになるのは私だけではないはずです。

 3年生の皆さん、今日も来てくれてありがとう。あと2日、御陵中学校での生活を充実させ最高の卒業式を迎えましょう!「ありがとう」の感謝と感動あふれる素敵な卒業式にしましょう!