【4月11日】本気
- 公開日
- 2022/04/11
- 更新日
- 2022/04/11
Kのつぶやき
本日は、学力診断テストでした。1年生の子どもたちも一生懸命にテストに取り組んでいました。いよいよ、本格的に御陵中学校の生徒が全員そろい、学校生活をともにしています。明日は、生徒会新入生歓迎会(Welcome to Goryo)です。縦割りブロック・縦割り班での生徒会活動や一日の流れの説明や校内探険、ゲームなどを行う予定です。
これから、新入生はもちろんのこと、2年生3年生も新しいクラス、環境となり、目標をもって頑張ってくれるものと期待したいます。
先日、本屋さんに行くと、「校長のひとりごと」でも紹介した『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』という本の第2弾『1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書』が出版されていましたので、思わず買いました。その中から今日は東海大学付属相模高校の元野球部監督、門馬敬治さんの言葉からです。
2010年でしたけど、僕は一度選手に詰め寄られたことがあります。
ある練習試合の後で「おまえら本気でやらないんだったら、もう練習するな」と怒って立ち上がって監督室に戻った時、キャプテンがやってきて「僕は勝ちたいんです。だから相模(高校)に来たんです。練習に出てください」と。「そうか、わかった」と言ってグラウンドに向かおうとすると、彼がパッと私の前に立ちはだかりましたね。「本気ですか」と詰め寄ったんですよ。「僕は監督が本気には見えない」って。
東海大相模よく甲子園に行っているイメージがありますでしょう?だけど選抜には出ていても、夏の甲子園に33年間行けなかった時期があるんです。2010年、うちは春の選抜で優勝候補の筆頭だったのですが1回戦負けをしました。僕がキャプテンに詰め寄られたのは、その後しばらくして行われた練習試合の後でした。
キャプテンの言葉で僕の魂に火がつきまして、3年生だけを集めて猛練習をしました。僕も3年生も泣きながら練習しました。変わったのはその瞬間ですね。33年の殻を破って夏の甲子園に出場できたんです。優勝こそ逃しましたが、この年は決勝まで進むことができました。
だから僕は人間は本気になった瞬間、どんな局面でも乗り越えられる、その時、人間同士の本当の関わりができると信じています。大人になると、どこかうまくやろうとして、なかなか本気さは出せない。ところが、子どもたちの本気さはとてつもないパワーを発揮するんです。・・・(後略)・・・
今年、教師生活35年目を迎えました。様々なことがありました。嬉しいことも楽しいことも、苦しいことも悲しいことも…。その中でいつも思うことがあります。それは、子どもたちはやっぱり素晴らしい!ということです。3年間で、私たちの想像を遙かに超えるくらい伸びます。つくづく、可能性は無限大だと感じさせられます。そして、たくさんの感動をもらいます。この仕事をしていないと決して味わえない感動をもらいます。それと同時に子どもたちからたくさん学ばせてもらっています。だから、私はいつも子どもたちに感謝しています。
これから、子どもたちが、様々なことにチャレンジし、大いに成長してほしいと願います。そのためにも私たち教師が、大人が、本気で子どもたちと関わらなければと思います。門馬さんがおっしゃっているように「人間は本気になった瞬間、どんな困難も乗り越えられる。本気になったときこそ、人間同士の本当の関わりができる…」、この言葉を胸に、令和4年度も本気で、精一杯に頑張ります!
そうそう…
2016年度に始まった御陵中HPもいつも間にか、累計30万アクセスを達成していました。特に近年は、本当にたくさんの皆様に閲覧いただいています。これからも、ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。