【4月27日】気づき
- 公開日
- 2022/04/27
- 更新日
- 2022/04/27
Kのつぶやき
今日の西日本新聞の「デスク日記」に思わず私が共感した内容が載っていました。
「原稿をどう書こうかと迷っているとき、運転中ふっと浮かぶんよね」。そう話す他社の先輩記者に共感した。私も運転中に「ああ、そうか!」と独り言を発して、家族を驚かせることがよくある。取材したものの、ストレートニュースにはしずらい。だけど、没にするには惜しい。そんな場面は日々多く、どうしようかと考え続ける時間も長い。
運転中は無意識のうちに多くの情報が入ってくる。新緑の並木や新しくできた店などの風景、野山の草を刈る匂い−そうした情報の断片に触発されるのか、「こんな切り口でまとめることができないか」と、新しい発想がぽっかり浮かぶ瞬間がある。
家族の体調不良と通院で、ここ数ヶ月、ハンドルを握る時間が長かったから、いつも以上の発想があってもいいはずだ。たまった取材ノートを脇に、妙案が「降りてくる」瞬間を待つ。もちろん安全運転で。
私は運転中にいつも…というわけではないですが、子どもたちの様子や頑張りを見たとき、また、新聞や本を読んでいる瞬間、ニュースを観ているときに「これだ!」とひらめいたり、ベッドに入っているときにふっと浮かんできたりします。本当は寝るときは、何も考えずに眠りたいという気持ちはあるのですが、私の性分として、考え出すと止まらなくなってしまいます。で、そのとき思いついたことは、スマホのメモに打ち込んだり、テレビのインタビュー映像などはスマホに録画して保存したりしています。それを次の日に見て、連絡をしたり、このひとりごと作成に活用したりすることもあります。
一昨年の6月からはじめた「校長のひとりごと」…コロナ禍、なかなか学校に来ていただけない保護者や地域の方に少しでも子どもたちのことを知ってほしい、また私が最近考えていること、一緒に考えたいこと、知ってほしいことなどを載せたいと思ってはじめました。今日で407回目の更新です。皆様のために少しでも…と思いつきで始めたひとりごとですが、自分自身が一番勉強になっています。おかげさまで今まで以上に本を読むようになりましたし、今まで以上に物事を考えるようになりました。ひとりごとをつくるということが、私自身の「気づき」や「学び」になっているのです。皆様が読んでくださって励ましてくださることを原動力にして続いています。本当にありがとうございます。
そんな中、今日も子どもたちは、生き生きと活動してくれています。本当に素直で素敵な子どもたちばかりです。子どもたちにもこれから、たくさんの経験とたくさんの学びを通して、もっともっと成長してしてほしいと思います。
そうそう、御陵中では真子主幹(教務・保健体育担当)が、毎日「チーム御陵」という日報(私たち教職員が生徒への連絡事項を共有したり、予定を確認したりするもの)を職員に出してくれています。その中に、真子主幹の今日のひとこと?が書かれています。今日のひとことには…
「廊下を歩いていると『先生、こんにちは!』と元気にあいさつをしてくれる生徒がいます。“よーし、頑張るぞ!”と前向きな気持ちになります。そんな気持ちのよい挨拶が行われている学校って素敵ですね」
そういう当たり前の日常や子どもたちのよさに気づく真子主幹も素敵だと思うし、そんな素晴らしい挨拶を毎日してくれる御陵中の子どもたちは、やっぱり素敵だと誇らしくなります。