【6月27日】全身全力
- 公開日
- 2022/06/27
- 更新日
- 2022/06/27
Kのつぶやき
昨日、一昨日も筑紫区中体連大会の応援に行かせていただきました。女子バレー、男子バスケット、野球、男子バレーと行きました。どの部の子どもたちも本当に一生懸命に試合に臨んでいました。いつも言いますが、「一生懸命」って本当に素敵です。本当にかっこいいです。
そしてトップページにも載せているように、陸上部、ソフトボール部に続き、野球部(7月2日に準決勝)、そして水泳の大村海豊さん、卓球の古賀妃那乃さんが筑前地区大会出場を決めました。おめでとうございます!また、男子バレー部は、ベスト8に残り、筑前を懸けて準々決勝となります。さらに今週は、剣道部の団体戦と個人戦が始まります。まだまだ大会は続きます。最後の最後まであきらめず、戦ってほしいと思います。
残念ながら、敗退し引退となった3年生がいます。本当に悔しいと思いますが、ここまで頑張ってきたことにとても価値があります。例えば、サッカー部や男子バスケット部も引退が決まってしまった最後の試合では、シード校相手に素晴らしい感動的な試合をしたと顧問から聞いています。闘志むき出しで、最後の最後まであきらめない素晴らしい姿だったと…。それこそが大切なのです。「最後まであきらめない気持ちや姿勢」…それが、これからの人生にとっても大きな糧となります。とことん頑張ったことは、次への頑張りへと必ず繋がります。引退となった3年生は、これまでの頑張りに誇りをもち、自分の次の目標へ向けてまた努力を続けてほしいと心から願います。それと同時に、これまで支えてくれたたくさんの方々への感謝の気持ちを忘れないでほしいと思います。本当に、よく頑張りました!お疲れ様でした!!!
“頑張ることは素晴らしい!一生懸命はかっこいい!!”
さて、女子レスリング個人で世界大会16連覇、個人戦206連勝を記録し、“霊長類最強女子”の異名を持つレジェンド吉田沙保里さんの実のお父さんで指導者でもあった吉田栄勝さんの言葉がありますので、載せます。
私は娘の沙保里によくこんな話をしてきました。「もしもおまえが途中で負けてしまったら、おまえに負けた子がまた泣いてしまうぞ。だからおまえに負けた子の文まで勝たなきゃいけない」と。
一方、女房は2008年に連勝が119で途切れた時「いままでおまえが勝たせてもらったその裏で、他の子は皆泣いていたんだよ。一度負けたくらいでクヨクヨするな」と言いました。連勝の記録ももちろん大事ですが、やっぱり人間、負ける悔しさというのを覚えていてこそ、本当の成長へとつながるのだと思います。
詰まるところ、よい指導者とは、選手の気持ちになっていまこの子は何を考え、何を求めているかがしっかり分かる人と言えるのかもしれません。
練習で手を抜くと、どうしても試合の時、自分自身に負けてしまうんですよね。相手を前にして、あぁ、この子強いなと思ったら、その途端ぐちゃぐちゃになってします。
だから私は練習の時、相手がいくら強くて大きくても「怖くないっ、下がるな!」と言うんです。体にグッと力を入れて踏ん張ることを覚えろ、と。
自分より大きな体だとそれだけで勝てないと弱気になる子が多いんですが、そうじゃない。大きかったら大きいなりの弱点があるから、それを自分でうまく見つけなさい。小さくても小さいなりのいいところがあるから、それを自分で見つけなさい、とにかく1分1秒でも気を抜いたらダメだ、全身全力を振り絞れなければ試合には勝てないよって。
「人間、負ける悔しさというのを覚えていてこそ、本当の成長へつながる…」、「負けた子の分まで…」、「全身全力」。改めて考えさせられる言葉です。
そして、どんなに一流の選手でも「最後は気持ちで…」と言われることがよくあります。時には、「負けたのは相手にではなく自分に負けた」とも言われます。
大会が続く御陵中の子どもたちには、これからもぜひ自分に負けない強い気持ちと、負けて引退となったチームや選手の分までという気持ちももって戦ってくれるといいと思います。それと同時にたくさんの方々への感謝の気持ちと、これまで頑張ってきた自分に誇りをもってぜひ、素晴らしい試合をしてほしいと強く願っています。