【12月7日】“感性”豊かに
- 公開日
- 2022/12/07
- 更新日
- 2022/12/07
Kのつぶやき
今日は12月7日。二十四節気では大雪(たいせつ)となります。大雪とは、雪が盛んに降りだす頃という意味で、山の峰々は雪をかぶり、平地にも雪が降る時期です。その字のごとく大雪(おおゆき)になる地域もあります。二十四節気では、大雪の前は、わずかな雪が降る頃という意味の「小雪(しょうせつ)」、大雪の次は1年で最も昼の時間が短い「冬至」となります。朝晩は本当に寒い毎日が続き、冬らしい季節となりました。体調管理にはそれぞれが注意しながら、2022年の締めくくりそして2023年の幕開けを気持ちよく迎えたいものです。
話は変わりますが、昨日は「トーク・フォークダンス」という取組を行いました(※上写真)。学校運営協議会の皆様と生徒会の子どもたちが、1対1で向かい合い、様々なテーマについて、交互に1分間で話をするというものです。最初は多少の緊張感がただよっていたものの、だんだんと慣れてきて、互いに笑顔で話も弾んでいました。素晴らしい取組だと感じました。話すことや表現力を伸ばすことにも繋がるし、聴くことの大切さ、「繋がる」ことの素晴らしさなど、様々なことを感じることができました。やはり、自分の話を「一生懸命に聴いてくれる」人がいるということが、どれほど人を笑顔にし、安心させ、心地よくするかということを実感できる取組なのだと思います。この取組がさらに発展し、より多くの子どもたちと保護者・地域の皆様などと交流する場がもっと増えていくようにしていきたいと思っています。参加していただいた委員の皆様、そして子どもたちに感謝いたします。
さて、本年度4月に本校に赴任した主幹教諭の真子幸太郎先生は、「教務担当」という学校の中核を担う仕事をしています。その仕事の一つに毎日の職員への「日報(“チーム御陵”のタイトルで、今日明日の時間割や連絡事項が載せられたプリント)」を作成し、配付してくれています。そのおかげで一日の流れ、明日の予定などがすべてわかるようになっています。11月9日分から「教務のひとりごと」という欄がつくられました。時事的なことや子どもたちの頑張りの中で気づいたこと、先生方にも考えてほしいことなどを毎日載せています。私も「なるほど」と感心しながらいつも読ませてもらっています。ちなみに今日の日報にはこう書かれていました。
サッカーワールドカップでは、日本代表の素晴らしいプレーにたくさんの感動をもらいました。また、試合後にきれいに片付けられたロッカールーム、スタジアムのゴミ拾いなどプレー以外の素晴らしい行動にも世界中が注目しています。森保監督は、クロアチア戦で負けた後、スタジアムで深々と礼をしていました。なぜ、このような行動をしているのでしょうか。これは、特別なことではなく、私たちにの周りにも存在しています。周りをよく見てみてください。感謝の気持ちを表現する場面はたくさんありますね。
真子先生が感じたことなどを投げかけることによって、他の職員も考え、自分の行動を振り返る。また、子どもたちに朝の会、帰りの会などでいろいろな話ができる。そして、子どもたち自身も振り返り、周りを見回すことや相手意識の大切さ、感謝の気持ちを表現することの素晴らしさなどを改めて感じてくれるのではないかと思います。
そんな“気づき”を与えてくれる真子先生の言葉に、私は感謝するとともに真子先生の豊かな感性に感心しています。
トーク・フォークダンスでの子どもたちの姿もそうだし、真子先生のこういう言葉もそうですが、やはり“感性”が豊かであるということは、本当に大切であると改めて感じた昨日今日でした…。