今日は、福岡地区私立高校の前期入試です。多くの生徒が受験しています。ぜひ、これまでの努力の成果をすべて出せるようにしてほしいです。頑張れ！御陵中3年生！
　そして今日は、「節分」です。子どもの頃、節分は必ず2月3日だと何となく思っていました。しかし、節分とは、「鬼を追い払って新年を迎える“立春”の前日の行事」です。立春の日付は年により異なるために、2月3日とは限らないということになります。じゃらんニュースには次のように書かれています。

　二十四節気において立春は新年の始まりで、節分は大みそか的な日。旧暦の大みそかとも日付が近く（時に重なることもありました）、江戸時代までは同じように一年の締めくくりの日でした。鬼を追い払う行事は、「追儺(おにやらい)」という宮廷の行事が発祥だそうです。殿上人（てんじょうびと）と呼ばれる身分の高い貴族が、桃の弓、葦(あし)の矢を持ち、鬼に扮した家来たちを追いかけて逃走させる…というものでした。おにやらいは、宮中ではだんだん廃(すた)れて行われなくなるのですが、各地の寺社が形を変えつつ受け継ぎ、庶民にも浸透していきました。
　では、なぜ節分に「豆」をまくのか？これについても諸説あります。
・豆は「魔(ま)を滅(めっ)する＝マメ」に通じ、語呂がいいから
・中国の医書「神農本草経」に、「豆は鬼毒を消して痛みを止める」とあるため
・五穀（米、麦、アワ、キビ、豆）の中では一番、投げつけると痛いから
　もともと日本には、散供（さんぐ）という、穀物をばらまくことでお祓いやお清めをする考えがありました。神社などで散米（さんまい）をする光景は今でも見かけます。豆まきには「鬼を打ち払う」意味と、「豆を投げ与えて恵み、静まってもらう」という、2つの意味が込められています。…（後略）…
　
　ちなみに今年の方角（恵方）は、「南南東やや南」とのこと。ご家庭で「恵方巻き」を食べられる方もおられるのではないかと思います。この恵方巻きは、「節分の夜にその年の恵方に向かって、黙って願い事をしながら丸かぶりすると願いが叶う」という太巻き寿司のことです。恵方巻きは流行に乗って、大量に作られすぎて大量廃棄となる「食品ロス」問題でも有名になりました。ですから最近では事前予約制にしたり、ハーフサイズなども出てきたりしているようです。節分の日に食べる縁起物としては、「恵方巻き」だけでなく「節分いわし」、北海道や東北地方などでまかれる「落花生(ピーナッツ)」、年越しそばのルーツである「節分そば」などもあるようです。
　恵方巻きを食べたり豆まきをしたり節分そばを食べたりしなくとも、3年生の進路実現、子どもたちみんなの明るい未来や戦争のない平和な世界が訪れるように願い、それぞれにできることを少しずつでも実践していきたいものですね。