校長発信「大好き!下大利小」 NO53
- 公開日
- 2020/06/25
- 更新日
- 2020/06/25
お知らせ
「主体的に学習に取り組む姿」
各学級の教室を見ると、手を何度も挙げる子、そうでない子、様々です。
では、挙手をしていない子は、「主体的に学習に取り組む姿」がないので
しょうか?決して、そうではありません。
本年度から完全実施される新学習指導要領では、「知識・技能」「思考・
判断・表現」「主体的に学習に取り組む姿」の3観点で評価されます。
このうち、評価しづらいのが「主体的に学習に取り組む姿」で、
今までは「関心・意欲・態度」として評価していました。
「知識・技能」のように、結果が形として現れにくいためです。では、
「主体的に学習に取り組む姿」をどのように評価していくのでしょう?
それは、2つの側面から見ていきます。
1つは、粘り強く取組を行おうとする側面です。
2つは、自らの学習を調整しようとする側面です。
これら2つは、相互に関わり合いながら現れます。つまり、粘り強い
取組を行う中で自らの学習を調整しようとするのです。例えば、見通しを
もったり、振り返ったりすることは、調整することにつながります。
家庭学習を進める際にも、「こうすれば解くことができるんだ。」と見通
しをもったり、解いた問題が正解かどうか検算したりする姿は調整です。
発表する子=「主体的に学習に取り組む姿」と表面的な一面で捉えるの
ではなく(かと言って発表する子を否定しているものでもありませんし、
表現として大切にしたいものです。)「粘り強く」「調整」をキーワード
に、「主体的に学習に取り組む姿」の質を高めていきたいものです。