校長発信「大好き!下大利小」 NO192
- 公開日
- 2021/02/16
- 更新日
- 2021/02/16
お知らせ
「無意識の偏見と信頼関係」
最近、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員長による
“女性蔑視”発言が問題になりました。
無意識の偏見とは、今までの慣習からか、ついつい出てしまう本音の
部分であり、意識していないところで起きる偏見のことです。
今回、もう一つ問題になっているのが、トップの発言に対して、周りの
者がどのようにふるまったかという点です。見て見ぬふりや「おかしい」
と感じても、異を唱えない。これは、賛同していることと同じことだと
批判されました。
学校でも、人権教育として様々な差別や偏見について指導する場があり
ます。いじめ事案もそうです。いじめは、いじめる側、いじめられる側、
そして、傍観者と3者に分かれます。傍観者がいかに勇気を振り絞って
正しいことを声に出せるかです。ここで大事なのは、やはりその人との
信頼関係です。ただ単に批判するのではなく、その人の人となりを分かっ
た上で相手のことを心から大切と思う気持ちで伝えることなのかなぁと
感じました。
無意識の偏見を意識できるようにすることと相手意識をもって自分の
考えを発信することの重要性を感じずにはおれません。