学校日記

校長発信「大好き!下大利小」 NO199

公開日
2021/02/26
更新日
2021/02/26

お知らせ

「お別れ集会」

 別れの季節を迎えました。今日は、全校でお別れ集会を実施します。
例年ですと、体育館で一同に介し、6年生にお別れの呼び掛けや歌といっ
た出し物やプレゼントを渡します。6年生から5年生への児童会旗の引き
渡しもあります。今年は、事前に収録したビデオでのメッセージを各教室
で視聴してもらい、プレゼント渡しと児童会旗の引き渡しを代表者が放送
室で受け取る様子をライブ映像で流すという形で行いました。
 例年、各学年から6年生への感謝の気持ちを伝える出し物は趣向を凝ら
し、教職員からも劇や歌などの出し物をしていました。特に、1年生から
の出し物は関係が深い分、感動的で涙を流す児童も多くいました。
 6年生もお別れ集会後は、残り少ない小学校生活を実感していくもので
す。こうやって、直接的なかかわりの中で教育は育まれることが多かった
のですが、こういう機会がなくなるのは、大変残念です。
 わたしは、6年生に次のようなメッセージを送ります。
 それは、“自分の得意なものは、大人になっても色褪せない”ということ
です。何を意味しているかと言うと、わたしが小学校6年の時の担任は、
音楽が特徴教科で得意でした。休み時間になると、リコーダー(縦笛)の
テストがあり、合格するとハンコがもらえます。おかげで、大人になって
もリコーダーは、シ♭やファ♯ぐらいまでは、楽譜を見たら演奏できま
す。自分の好きなことや得意なことは、自分から努力していくものです。
そして、大人になっても身に付いています。これからも様々なことに興味
をもち、積極的にチャレンジする人であってほしいと思います。
P.S.桑野外科医院の桑野 建治先生は、本年度でご勇退されます。昨日、
 桑野先生が来校され、北村 西望氏作の「今日わ」という題の児童像を
寄贈してくださいました。北村氏は、長崎の平和祈念像をつくられた芸術
家で、100歳の時にこのブロンズ製の作品を作りました。この作品には、
「子どもは『こんにちはー』の挨拶で歩き出し、『こんにちはー』で幼少の
頃より無心に育っていく。愛嬌のある子どもの挨拶は人間としての温もり
を感じさせる。忘れられない人間本来のあるべき姿として彫ってみた」と
いう意味が込められています。大切に子どもたちの見えるところに飾らさ
せていただきます。また、長年、地域医療や本校校医としてご尽力いただ
きましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。
 次号で200号。これを区切りに校長通信を綴じさせていただきます。