【12月24日】形と影
- 公開日
- 2025/12/24
- 更新日
- 2025/12/24
校長のひとりごと
今日は、2学期の終業式。オンラインではありましたが、私の話は次の言葉を紹介しました。
『形直影端(かたちなおければ かげただし)』
これは、「形や姿勢が真っすぐならば、その人の影も真っすぐ美しくなる」という意味です。言い換えれば、「自分の姿勢、立ち振る舞い、行いがまっすぐで正しいものであれば、その心も整い美しくになるし、周りからも信頼され、評価される」
ということです。
2学期、「姿勢よく勉強を黙々と頑張った」「常に友だちに優しくできた」「何事にも努力をした」とい人がいると思います。その結果、「成績が上がった」、「友だちに信頼された」という結果も出たり、何より、「心が磨かれた」、「成長した」という実感がある人がいると思います。まさに、その真っすぐで前向きな「形」によって、「影」も真っすぐに
美しく良い方向に向かったということです。一方で、結果が出ないとか、信頼されないというとき、人のせいにしたり置かれている環境に文句を言っても、その元である「自分自身」、要するに「形」が変わらなければ、その「影」が変わることは決してありません。
では、どうしたらいいか? 誰も見ていないところの「形」、要するに「その振る舞い」が大切ということです。身近なところでいうと、①明るく元気な挨拶をする。②誰も見ていなくても黙々と掃除をする、③進んで、教室・廊下のごみを拾う、④きつい練習も、手を抜かずに取り組む、⑤人に対して思いやりのある行動をとる、気配りをする、など自分で心がけ、しっかりと取り組んでいくことが大切だと思います。こうして、日常の「形」を整えていくことが後から、「影」である「心」が成長したり、人として立派になったり、そのことで、「結果」が出たり、人からの「評価」や「信頼」は上がっていく。要は…
「自分の姿や立ち振る舞いが変われば、自分の心も未来も変わる!」
ということだと私は思います。それぞれが、2学期の自分自身を振り返り、自分の「形」である姿勢や立ち振る舞い、努力する姿はどうだっただろうか? 今、自分の「影」である「心」はどうなっているだろうかと振り返り、日常の習慣や振る舞いを見直し、2026年を迎えてほしいです。…(後略)…
子どもたちは2学期も、日々の授業や行事、様々な活動の中で、輝く姿、頑張る姿をたくさん見せてくれました。多くの感動がありました。そして、その子どもたちに負けないくらいのパワーで子どもたちに一生懸命に向き合ってくれた先生たちがいます。さらに、いつも温かく見守り、支えてくださった保護者の皆様、地域の皆様にも心から感謝いたします。おかげさまで、大きな事故等なく、無事に2025年が終わろうとしています。
明日は、「生徒会役員リーダー研修」があります。3年生は「公立高校推薦受検者」と「特色化選抜入試受検者」の説明会等が予定されています。最後まで子どもたちとともに職員一丸となって頑張りたいと思います。
終わりに…
今年も大野東中HPをご覧いただき、ありがとうございました。今年は、中牟田教頭先生が授業風景などをどんどんアップしてくれるので、HPを見てくださる方がさらに増えたようです(感謝!)。また、私の「ひとりごと」にもお付き合いくださった方々、本当にありがとうございました。子どもたちや保護者の方が、「読みましたよ」、「勉強になりました」、「参考になります」、「感動しました」などとお声かけをいただき、そんな有り難い声に励まされ、何とか今日まで続いています。大野東中では、今日で545回目(前任校からは1141回目)のひとりごとです。冬休み中はお休みいたしますが、2026年も少しずつでもつぶやくことができればと思っています。
それでは皆様、よいお年をお迎えくださいm(_ _)m
(ひとりごと第1141号)