【2月2日】本に親しむ
- 公開日
- 2026/02/02
- 更新日
- 2026/02/02
校長のひとりごと
今日午後、大野東小学校6年生の皆さんが「新入生向け学校紹介」のため、本校に来てくれました。20分ほど、中学1・2年生のクラスに分かれての「授業体験」、その後、多目的ホールに全員入り、中学校紹介動画を視聴しました。最後に「質問タイム」として、小学生の質問に本校3年生3名が会場にかけつけてくれて、6年生の質問に丁寧にこたえていました。6年生の皆さんは、たくさんの質問を出してくれましたし、返事や挨拶も元気にできていて感心しました。限られた時間ではありましたが、少しでも不安な気持ちがなくなっていればと思います。ぜひ、今後の小学校での生活をしっかりと充実させ、中学校に入学してきてほしいと思います。大野東小6年生の皆さん、来てくれてありがとうございました。皆さんの中学校入学を楽しみにしています!
さて、2月2日付、西日本新聞のコラム『春秋』からです。
世界遺産の石見銀山遺跡がある島根県大田市が、1月末まで本屋さんを募集していた。日本海に面した人口約3万人のまちでは2年前の3月、唯一の店舗が閉じた。県内8市のうち大田市だけが「書店ゼロ」に。市は「地域の重要な文化拠点で、貴重な地域インフラの一つ」と位置づけ、新規出店の支援に乗り出した。助成の条件は、売り場面積100平方メートル以上、多様な分野の書籍を扱うこと…。開業から10年間で、不動産の賃借料や販売促進費など最大5500万円を支給する。今月上旬の審査で復活するかが決まる。ネット通販の台頭、進む活字離れで、補助があっても先行きは厳しい。それでも「書籍との偶発的な出合いや検索性を超えた発見の場を提供したい」と担当者。
本の力を信じる取り組みが、もう一つ。先月、福岡県大野城市にある西鉄下大利駅に「大野城つながる本棚」が登場した。構内の壁を活用して棚が設けられ、近くの筑紫中央高に通う生徒や地元の読書ボランティアが運営する。「図書委員の好きな本」をはじめテーマ別に本が並び、大型画面で利用者の感想が紹介されていた。駅を単なる通過点ではなく「まちと人をゆるやかにつなぐ場所に」との願いが込められている。
本棚を一通り見てから電車に乗った。スマホに目を落とす乗客の中に、本を手にする人が目についた。文庫本を開きつつ、誰かと感想を分かち合いたくなった。
大野城市のホームページにはこんなことが載っていました。
■西鉄の高架事業(県事業区間)では3つの駅が高架化されましたが、このうち春日原駅(春日市)と白木原駅につきましては、地域の皆様が駅に愛着を持っていただくことを目的に、駅舎内の壁面を活用して市民参加型で壁面の装飾を行う事業を行いました。この度、壁面活用事業の第3弾として、下大利駅改札内の壁面に、本をテーマに据えたコミュニケーションコーナーを設置し、下記のとおり運用を開始することとしましたのでお知らせします。この施設の運営は、県立筑紫中央高校の生徒と大野城市の読書ボランティア有志が担っており、駅利用者や周辺住民とのコミュニケーションの場として持続的に変化し続ける点が見所です。
1月6日のお披露目式まで、筑紫中央高校の生徒の皆さん、読書ボランティアの皆さん、市の職員の方々などで「運営チーム」を立ち上げ、繰り返し話し合いを行われたそうです。運営チームでは、「笑って楽しくやる」「無理しない」「意見をたくさん言う」「意見を言いやすい雰囲気をつくる」「相手の言うことを否定しない」…など「みんなで決めた13のルール」のもと、活発な協議をしながらこの企画を創り上げていったそうです。
本屋さんが全国でもどんどんなくなっている記事を、以前のひとりごとでも紹介したことがあります。活字離れ、そしてデジタル化が進み、本を読まない人も増えて、本が売れず経営がままならずなくなっていく本屋さん。しかし私は、本を手に取り、ページを指でめくりながら読むほうが好きですし、「読んでる~」って気持ちがして、頭にもよく入っていくような気がしています。本は、世界を広げます。本によって、新たな知識を得ることもできますし、元気が出たり勇気が出たりもします。感動して涙することもあります。たくさんの新しい学びがある本…私はこれからも本に少しでも親しみつつ、自分の人としての幅も広げていきたいと思っています。
今度、下大利駅に行ったときに「大野城つながる本棚」を、ぜひ見させてもらおうと思っています(^^)
(ひとりごと第1157号)