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【4月20日】メラビアンの法則

公開日
2023/04/20
更新日
2023/04/20

校長のひとりごと

 今朝は2時に目が覚め、その後眠れなかったもので、4時半には出勤し、いろいろな仕事をしていました。こんな生活ではいけないと思いつつ、若いときからこんなこともしばしば…ただ、朝はとても仕事が進むのでそれだけはいいのですが…。午後から、少し眠たくなるかもしれませんが、今日は夜まで会議がありますので、粘り強く頑張りたいと思います。

 子どもたちは、今日も元気です。朝の会や授業にも、きちんとした態度で臨んでいます。クラスをまわっていると、いつも私を笑顔にさせてくれるクラスがあります。それは3年6組です。朝の会、廊下から教室をのぞくと、「おはようございます!」と元気に挨拶してくれます。3年6組の子に「このクラスは楽しい?」って聞くと「はい!楽しいです!」と笑顔で答えてくれました。
 その後、各クラスの様子を見てまわっていると、3年6組はちょうど理科の授業。「力の合成や分解」の実験をしていました。教室に入ると「こんにちは!」とまた挨拶をしてくれるのです。私に気づきニコッと微笑み挨拶してくれる子もいます。なんて、素敵なクラスなのだろうかと思います。子どもたちの「笑顔」と「挨拶」だけで、元気が出てきます。「頑張ろう!」って思います。眠くたって多少きつくたって、私自身が笑顔になり幸せな気持ちになります。
3年6組のみんな、今日もありがとう!これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
 3年6組だけでなく、どのクラスも授業を通して、これからの様々な活動、リーダーが動き始めた体育祭練習の取組などを通して、絆を深め、仲間のことを知り、充実した学校生活を送ってもらいたいと思います。
 さて、竹内一郎さんの著書『人は見た目が9割』の中にこんなことが書かれています。

 最近は言葉よりも言葉以外の要素の方がより多くの情報を伝達していることがわかってきた。アメリカの心理学者アルバート・メラビアン博士は人が他人から受け取る情報(感情や態度など)の割合について次のような実験結果を発表している。
○顔の表情55%
○声の質(高低)、大きさ、テンポ38%
○話す言葉の内容7%
 話す言葉の内容は7%に過ぎない。残りの93%は、顔の表情や声の質だというのである。実際には、身だしなみや仕草も大きく影響するだろう。演劇やマンガを主戦場としている私は、人は能力や性格もひっくるめて「見た目が9割」といっても差し支えないのではないかと考えている。

 このことを「メラビアンの法則」というのですが、ただこれを誤解していけないのは、7%しか伝わらないというのは「笑いながら怒る(笑っている顔と、怒っている言語が矛盾している)」とか「ムスッとした顔で“すみません”と言う」とか「自信なさげな声で、“だ、だいじょうぶ…です”と言う」などの場合を指します。しかしながら、「無表情で元気のない声で言葉を伝える」、「笑顔で明るく伝える」、「真剣なまなざしで伝える」など、声と表情そして言葉の言い方が、伝わり方に大きな影響を与えていると思います。
 笑顔で明るい挨拶ができるというだけで、「素敵な人だな」って思われることも多いです。そして、それは必ず将来社会に出ても同様に、多くの場合、好印象をもたれます。そんな人に仕事をお願いしようかとチャンスが余計にめぐってくることもあるでしょう。
 3年6組の子どもたちのように、日頃から笑顔で素敵な挨拶ができるということは、人として本当に素晴らしいことだと改めて思います。