【9月8日】いい習慣
- 公開日
- 2023/09/08
- 更新日
- 2023/09/08
校長のひとりごと
いよいよ明後日から2年生の修学旅行です。2年生と一緒に行く私は、2年生のよさをたくさん見つける素晴らしい機会になればと思っています。天候が全国的に不安定で雨の心配はありますが、どのような状況であれ、子どもたちにとって、安心・安全で学びの多い、修学旅行になるようにしていきたいと思います。仲間と寝食を共にすることは、貴重な経験にもなりますし、それが成長にも繋がります。子どもたちには、スローガンの言葉にあるように「主体性」をもって行動し、共に成長し、STEP UPしてほしいと思います。
さて、PHPという冊子に「“いい習慣”で人生は好転する!」の特集が載っていました。その中にオリックス時代のイチロー選手の打撃投手もされた、現在ベースボールスピリッツという団体の代表をされている奥村幸治さんという方が「一流の習慣は運も呼び寄せる」というタイトルで寄稿されていました。その内容を要約すると
◆人間には生まれつきの一流はいない。目的達成のためにどんな習慣を作るかで一流になるか、二流で終わるかが決まる…。
◆イチロー選手は毎日のルーティーンがしっかりとあった。グラウンドに入る時間、ウォーミングアップの内容、毎朝カレーを食べるなど。自ら決めたルーティーンを習慣化し、それを積み重ねることによって、その日の自分がどういう状態か、身体と心の両面から把握していた。また、「目的のない練習はない。常に意識してやることが大切」と常に目的をもって練習をしていた。さらに、イチロー選手は「高校時代に寝る前の10分間素振りは、誰にも負けない練習だった。たった10分だけど、ピッチャーをイメージして1本1本大事に、1年365日、3年間振り続けたことが今の自分の力になっている」と答えている。継続したことが自信にもつながっていた。
◆大谷翔平選手は、遠征先で外出しない。彼は野球でいい結果を出すことが人生最大の喜びであり、そのために自分の生活をコントロールしている。大谷選手はWBC日本代表チーム代表の強化試合のセレモニーのときですら、一人、実践をイメージしてランニングしていた。そして、実際の試合でもランナーとしても隙のないプレーをしていた。どんな場所でもいつもの習慣を実践し、準備を怠らないのが大谷選手、これがまさに一流である。
◆2013年24連勝した楽天イーグルスの田中将大選手は、ピンチの際に前向きになるということが一流のゆえん。振り返りや反省は試合が終わったあとにする。今やらないといけないことに集中するという「思考の習慣」がついている。
◆いい習慣を続けていると、周囲も「あの人はちがう」と判断する。「やらされている選手」と「目的をもってやっている選手」はまったく違うし、これはスポーツだけに限らず、習い事でも仕事でもそうである。目的達成のために習慣を怠らない人には周りも熱心に教えるし、本人も上達する。また、誰からも応援され、チャンスが与えられ、結果を出すこともできる。習慣は運をも呼び寄せる。
多くの方がご存じのイチロー選手の名言、
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」
が、これらのことを象徴していると思います。
しかし、「小さなことを積み重ねること」「継続すること」「よい習慣をつけること」…これがなかなか難しい現実もあります。私はわかってはいても…と反省することばかりです。「一流の習慣」とはいかなくても、何か小さなことを続けて、また少しずつ成長しなければと思います。
皆さんがずっと続けていること、続けていて少しずつ力になっている習慣は何ですか?