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【10月5日】脳磨き(その2)

公開日
2023/10/05
更新日
2023/10/05

校長のひとりごと

 昨日の続きです…。幸せに生活していくためにも、スポーツを始めあらゆる面で、驚異的な力を発揮するためにも、脳の無意識領域を鍛える「脳磨き」の必要性を説いた脳科学者、岩崎一郎さんの言葉からです。
 岩崎さんは、脳磨きの具体的な方法として6つ紹介しています。(※抜粋要約します)

1 感謝の気持ちをもつ
 何かをしてもらったときの感謝だけでなく、普遍的な感謝、つまり「生きていること」など当たり前でささいなことと思えることにも感謝の気持ちを抱くこと。感謝を抱いている時間を増やせば増やすほど、感謝を司る脳回路がスムーズに働き、普通では考えもつかない素晴らしい発想を得たり、皆で心を一つにする場をつくりだすことができる。
2 前向きになる
 気持ちが前向きであれば脳が活性化されます。しかし、脳にはネガティブなことに意識が向きやすい「ネガティブバイアス」という特性があるため、ポジティブになるためのコツがある。
・過去の経験で気持ちが前向きになった時のことを思い出す ・喜び、希望、誇りなどを感じる ・ポジティブな言葉かけをする ・楽しむ! ・笑顔になる ・自分から元気に挨拶する ・小さくてもできたことに目を向ける ・できたことを自身にしてやる気を高める ・小さな「成長」に目を向ける ・ネガティブな感情にも意味があり、感情は選べると考える…
3 仲間と心を一つにする
4 利他の心をもつ
 脳は生まれつき利他である。また、ボランティアなど利他の行動をした人は、自分の好きなことをやっいた人に比べてストレスを感じにくいという実験結果もある。普段から利他の脳回路を使っている人は、大変なことが起きてもあまり負担に感じない。
5 マインドフルネスを実践する
 座禅や瞑想も、無意識領域を整える効果がある。利他の実践や感謝の習慣などのエゴを小さくする心がけは無意識領域を整え、フロー状態に入りやすくするトレーニングになる
6 Awe体験をする
 Awe体験をすることによって、それまでの精神構造を超えて飛躍する状態になり、全く異なる視点から世界を捉えられるようになることが明らかになっている。

 いかがでしょうか?
 自己中心的にならず、利他の心、感謝の心を大切にして、たとえ失敗しても前向きに考え、心を落ち着かせながら生活する。そして、できる限りの感動体験、様々な経験をすることが大切であることを岩崎さんは教えてくれています。
 ハーバード大学の研究によれば、どんな境遇で生まれようと幸せで豊かな人生を送る人には、たった一つの共通点があるそうです。それは…
「心温まる、心を一つにできる人間関係を持ち続けられること」
 だそうです。今日も一日穏やかに…今日生きていることに感謝し、たくさんの方々に感謝しながら…。たとえ失敗しても、嫌なことがあっても、それは、新たな課題を見つけ、前に進むためのもの…そう思えるようにしてまた頑張りたいと思います。