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【2月21日】今日は何の日?

公開日
2024/02/21
更新日
2024/02/21

校長のひとりごと

 皆さん、今日2月21日は何の日か知ってますか?
 「今日は何の日?」のようなサイトで調べると、毎日私の知らないような日がたくさんあります。ちなみに今日は、「国際母語デー」、「日刊新聞創刊の日」、「食糧管理法公布記念日」…などと書かれていました。その中に私が特に気になったものがありました。それが、2月21日は「漱石の日」というものです。

 夏目漱石が1911年(明治44年)2月21日に、文部省からの文学博士号授与を「自分には肩書きは必要ない」と、辞退したことからそう呼ばれるようになったということです。夏目漱石といえば、「坊ちゃん」「吾輩は猫である」「こころ」など、多数の名作を残した文豪としてとても有名です。教科書などにも載っていて、国語の授業で初めて漱石の作品にふれたという人も多いのではないかと思います。
 いろいろと調べてみると、漱石は大の甘党で、アイスクリームやようかんが大好きだったとか。そのせいか、漱石の作品にもしばしばアイスクリームが登場したりもするようで…。また、漱石は作家としてだけではなく教師としても活躍していたそうです。漱石が教師を辞めてからも、多くの教え子たちが漱石の元を訪ねていったようです。そのため、漱石の創作活動に支障が出てはいけないと、漱石の門下生である鈴木三重吉(小説家・童話作家)という人が、「面会は木曜日の午後3時」と取り決め、漱石と教え子たちの会合である「木曜会」というものが始まったということです。「木曜会」のメンバーには、芥川龍之介、森鴎外、武者小路実篤、菊池寛など多くの著名な作家が参加していたとのこと。木曜会のメンバーは、漱石が死去した後も親交を持ち続け、漱石の命日である12月9日にちなんで、毎月9日に「九日会」という会合をその後も開催していたということです。
 ちなみに、漱石は「ペンネーム」であり、本名は夏目金之助です。“漱石”という名前は、故事成語である、「漱石枕流(そうせきちんりゅう)」からとられたようです。漱石枕流とは、「言い訳して自分の間違いを認めないこと、負け惜しみが強い、頑固者」などの意味で使われているようです。頑固者であったといわれる夏目金之助は、この言葉は自分の性格を言い当てていると「漱石」という名前にしたそうです。ちなみのちなみに、漱石の脳は東京大学にアルコール漬けにされ、現在も保管されています…
 いろいろと調べると、知らなかったことばかりです。神経質で頑固だった漱石先生ですが、とても面倒見がよかったともいわれています。だから、教師を辞めてからも、多くの人が訪ねてきていたのだろうと思います。

 この話とまったく関係ないのですが、スマホに今朝嬉しいメールが届きました。電話帳に登録している方でしたので、すぐに誰かはわかりましたが突然なんだろうと思ってメールを読みました。その方は、私が前任校でたいへんお世話になった元PTA会長さんでした。メールの一部を紹介します。
◆おはようございます!お久しぶりです!
(仕事の関係で)○○さんから藤井先生の話が出たときに、私はちょうど「校長のひとりごと」を読んでいたところでした。私は、取引先やお客様に「案内」の仕事をしています。挨拶のときに季節の挨拶等を取り入れているのですが、「ひとりごと」からお言葉をお借りしたりしているんですよー!!続けることの大切さ、内容の深さにいつも勉強になり、次はどんな話だろう…と、ワクワクしています(^^) またご縁があれば…と、○○さんとお話しています。季節の変わり目、どうかご自愛ください。

 朝からたいへん嬉しい気持ちになりました。お子様が卒業されたあとも、そして私が大野東中に異動したあとも「ひとりごと」を読んでくださっていることがうれしくて…。そしてそれが役に立っているとおっしゃっていただいて、本当にありがたいと思います。電話で久しぶりにお話もでき、当時のことも思い出され懐かしくなりました。こうやって、お子様が卒業されても、私が学校を変わっても応援してくださる方がいるって、幸せなことです。最後にこう言われました。
「先生、これからもお体、大切にされてくださいね!ひとりごと、これからも楽しみにしてますから…」
 766回目のひとりごと、アップしました(^^)