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【4月2日】かけがえのない“縁”

公開日
2024/04/02
更新日
2024/04/02

校長のひとりごと

 前庭の素敵な桜(写真)が、新たに赴任された先生方をお迎えし、新体制での令和6年度がスタートしました。今朝、先生方に「〜共に学ぶ〜」という通信を配付しました。その冒頭に、松下幸之助さんの「道をひらく」という著書の一部を載せました。

 おたがいに、縁あってこの世に生まれてきた。そして、縁あっていろいろの人とつながりをもっている。
 縁あって…何だか古めかしい言葉のようだけれど、そこには、また一つの深い味わいがひそんでいるように思える。
 人と人とのつながりというものは、とかく人間の個人的な意志でできたと思いやすいもので、だからまたこのつながりは、自分ひとりの考えで、いつでも断てるかのように無造作に考えやすい。
 だが、本当はそうでない。人と人とのつながりには、実は人間のいわゆる個人的な意思や希望を越えた、一つの深い縁の力が働いているのである。そうとすれば、おたがいにこの世における人と人とのつながりを、もう少し大事にしてみたい。もう少しありがたく考えたい。不平や不満で心を暗くする前に、縁のあったことを謙虚に喜びあい、その喜びの心で、誠意と熱意をもって、おたがいのつながりをさらに強めてゆきたい。
 そこから、暗黒をも光明に変えるぐらいの、力強い働きが生まれてくるであろう。

 “縁”…すべての出会いが縁であり、かけがえのない出会いでありつながりであると思います。ついつい、周りへの不平・不満を抱いたり、周りをうらやんだりせず、この出会いを、縁を大切にしたいと思います。
 昨日も今日も先生方は、それぞれの役割を精一杯に果たし、とても忙しそうに動かれています。8日の始業式へ向けて、そして新入生を迎える入学式へ向けて…子どもたちが気持ちよく学校生活を送ることができるように準備しています。互いに声を掛け合い、協力し、いきいきと仕事をされています。その姿を見ながら私もワクワクしています。私ももっと頑張らなければと思います。

 昨日、先生方に今年度の学校の目指す方向について話をさせてもらいました。私の教育理念は
「生徒、保護者、地域、教職員が『共育』の精神のもと、『共に学ぶ学校』『共に鍛える学校』『共に創る学校』」
 です。そして、今年度はその下に
「当たり前に感謝、互いに、感謝…すべての人の笑顔が溢れる学校へ!Well-beingが向上する学校へ!」
 というスローガンを付け加えました。Well-beingとは、「持続的な幸福、身体的・精神的・社会的に良好で満足した状態」といわれています。大野東中では、子どもたちを中心にすえながら、子どもたち、そして私たち教職員、保護者の方々、地域の方々のWell-beingが向上するような学校づくりをしていきたいと思っています。

 また、通信では先生方に次のことも伝えました。
「様々な個性を持った先生方が大野東中で出会い、大野東中の子どもたちの笑顔と未来のために、力を合わせて教育活動に取り組んでいく。子どもたちの幸せを願う気持ちはきっと同じです。皆さんで知恵を出し合い、子どもたちのために『何ができるか?』、『どうやったらできるか?』を考え、アイデアを出し、是非『チーム大東(一枚岩)』で困難を乗り越え、頑張っていきたいと思います…」

 保護者の皆様、地域の皆様…今年度も教職員一同、「チーム大東(一枚岩)」で、子どもたちの笑顔と未来のために精一杯頑張ります。どうか、ご理解とご支援をよろしくお願いいたしますm(_ _)m